営業と経理の二刀流に挑む‼️

硬い話題を柔らかくどうでもいい話を真面目に語ることをモットーに書いています。

ワンタンの味は…

2020-12-13 09:55:00 | 日記
オフィス街の昼は混む。

たまたま12時前に休憩

に入れたので、知り合い

の会計士が一押しの

ワンタンで有名な店に入った。

いかにも昭和から存在する

古い定食屋の暖簾をくぐると

表情の乏しい中年女性が

よそ者でも見るかの様な

目つきで出迎えてくれた。

カウンターはないが、

手狭な店内は既に客が

ちらほらと着席しており、

既にオーダー済の様子で

待機している。

極めて小さな正方形のテーブル

へ案内され相席になった。

アクリル板はなく箸置きと

細長いメニューがテーブルの

真ん中を境界線に

置いているだけ。

どの客も食事していないので

これは待つなと思い、素早く

ワンタン麺を頼んだ。

店内は暖房が効いておらず、

足がガタガタを震えてきた。

最近入社した若手社員向け

に財務諸表の見方を頭で

練っていたところだが寒くて

ワンタンの湯で具合の状況

の方が気になってきた。

斜め前の男は顧客のようで

ボリュームのある麺と焼飯

セットが来るや否や

ささっと平らげてしまった。

12時過ぎて次々と新たな客が

入って来る。

私のワンタン麺が到着すると

同時に斜めの男は立ち去った。

見た目さっぱりとしたスープ

にワンタンが5個、肉厚の

チャーシューが三枚重なって

おり、噂通りのボリュームだ。

ワンタンを齧り出した時に

先程の店員が相席になるので

左横の鞄を退けて欲しいと言う。

鞄を対面の席に移動させるや

否や2人のサラリーマンが

左横を占めた。

財務諸表のバランスシートで

言うと彼らが資産の部で

私の鞄は負債の部へ移動。

私自身は純資産の部で

本来ならワンタン麺を食べて

内部留保を蓄えたいところだが

サラリーマンらの登場により

飛沫リスクが頭によぎり、

自己資本が目減りするかの如く

縮こまって食べている有様だ。

さらに右横のテーブルから

モクモクと白煙が迫って来て

食べるスピードが加速してきた。

味わって食べるワンタンが

悲しいかななんだか味がしない💦

コロナ禍の間はこの店は

やめておこうと判定して

そそくさとレジへ向かった。



コメント
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