税理士事務所の事務員の方が
決算終えての申告提出の件で
来社。初めて会う事務員は
中年の女性で物静かな印象で
あるが、時折こちらを見ては
ニタニタして笑うので、
私の顔に何かついているのかなと
ほんのちょっぴり気がかりに
なってくる。
含んだような微笑みが続くので
いよいよたまりかねて初対面の
彼女へ尋ねてみると、実は
小学校の同級生だというのだ。
「あ!Aさん⁉️」
何年ぶりだろうか。
いや、何十年ぶり
数えてみると40年を超えて
いるではないか‼️
それも一度も同じクラスになった
ことのない彼女がおばさんと
なって再登場といったところか。
自分の顔に何もついてないと
しても鏡が気になりはじめた。