営業と経理の二刀流に挑む‼️

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過疎化進む地方は…。

2025-02-01 22:24:00 | 日記





長崎の地に立つのは三十数年ぶり。
仕事で来たのは初めて。
当時の駅前は覚えていないが、駅付近と周囲の街並みを見渡すと駅ビルがピカピカに綺麗なのでずいぶん様変わりしているのが分かる。
とはいえ人口が少ないせいか、まばらな人々が歩いている光景は少々寂しげに見えてしまう。
長崎県の人口は約130万弱。福岡市(約166万人)と比べても県全体人口の少なさが窺える。
一方で離島の数は国内で最も多く、人口が離散しており、相次ぐ廃校や働く会社が殆どないなど人を定着させる住環境としても大きな問題を抱えている。
代表的な食べ物はカステラ、お茶、松浦アジフライ、ヒラマサ、ちゃんぽんなどなど。長崎の焼酎は食用の芋を原料にしているので、焼き芋の香りがするそうだとか。
こういった特産品があるものの全国的知名度のある商品はごく僅か。
特に地産の商品が展示会などを通して首圏中心としたマーケットに広がっていくのかが当面の課題と思われる。

ついでながら地方の人口減少問題として地方小規模私大が経営が立ち行かなくなり公立化する大学が次々と出てきている。
受験業界では国公立大を学費が高い私大よりさぞ上のように喧伝されているように聞こえるが、
地方財政で経営を支える公立化大学が地方に還元される形とは一体どういったものであろうか。
前述の長崎の例では地元企業に県が官民で地方産業を興し定住を促す取組を行っているが、公立化大学の流れは私学の自由競争で敗れて本来なら消えゆく大学がただでさえ厳しい地方財政の税金投入で公立化の化粧直しをして出直す。
仮に優秀な学生が確保出来るのであれば将来的に大きな消費地からお金と人を引っ張る力のある人材を育成した方が良い。
田舎ではお金のない学生がいたところで税収は増えるわけでもないし、将来的に働く場所が無ければ焼け石に水のような施策に思えてならない。
せめて大学側は一般的な大手就職実績を追うのでなく地域就職斡旋を優先し、その実績をアピールする方が一つの還元方法であろう。
一方で市町村は手厚い起業支援や住居支援などは勿論の事、例えば古い空き家地域を、起業特区にして五年間の固定資産税の減免やリフォーム代の四分の三を補助するなど本気度を見せて大学誘致より産業振興を優先しなければ地元私大の公立化は地方創生の礎にはならない。
後は地銀、信金は営業ノルマと与信の呪縛を解き、いかにスタートアップ企業を支援するかが信頼の鍵となる。
私は仕事で大学との関わりはないものの地方出張が多い地方過疎問題は常に身近に感じているのである。








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