ヒーリングスペース ブルーローズ

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久しぶりに「カサンドラ症候群」について

2024-02-19 13:37:48 | カサンドラ症候群

「偽りの自立人格」の補足として、久しぶりに「カサンドラ症候群」について、書いてみたいと思います。

「カサンドラ症候群」は、一般的には、アスペルガーのパートナーを持つ人が陥りやすい症状だと言われていますが。

アスペルガーだけではなく、サイコパスや、そこまでいかなくても人の気持ちが全くわからない、理解しようとする回路が元々あまりなかったり、あったとしても使わないパートナーや身近な友人、知人、職場での上司などとの関係性において、絶えず疲弊していき、心身の状態がどんどん悪くなっていく人、全体を「カサンドラ症候群」として見ていきたいと思います。

この症候群になりやすい方は、前回の別人格のおはなしに記載しましたが、「偽りの自立人格」がメインになっている方のように感じます。

 

この症候群の特徴は、相手がどのような言動、態度をしても「我慢して合わせようとする」「大丈夫というのが口癖で、きつさを1人で抱え込む」 「いつかわかってくれると期待して耐える」「自分が悪いからこうなるんだと思い込む」 など、とても健気な心理状態を長く続けることにより、限界まできた時に、心身が壊れてしまうというパターンになることが、とても多いように感じます。

 

実際にこの症候群だと思われる方にたくさんお会いさせていただいたのですが、ほとんどの方が慢性的な身体の疾患や、鬱などの精神疾患やその予備軍を経験されていました。

中には心理的な学びをされている方も多かったのですが、「相手はあなたの鏡ですよ!」と言われ、「自分の抑圧してきた部分が投影されているんだなぁ」と感じられた事が多かったと思います。それは確かに間違いではないのですが、それとは違う視点も必要だと思います。

いつもよく話しているのですが、この世界はバランスでできているので、

「私と相手が向き合った時、相手は私と反対の立ち位置をとる」

シンプルに、「私がきっと悪いんだ」と思いすぎると相手は「私は悪くない、お前が悪い」となり、「私さえ我慢したらよい」と思うと相手は、「私は我慢しない、好きにやる!」という立ち位置になる。全て足して百になるという訳です。

「偽りの自立人格」を別人格に持つ人は、絶えず「しっかりすること」をメインに生きているので、「しっかりしない、いいかげんな人」を立ち位置にするパートナーとの関係に振り回されやすくなってしまいます。

よく「甘えれないんです」という方にも出会いますが、この方の周りには必ずと言ってよいほど、今現在か過去に「甘えて依存的な人」が存在します。「甘えない人」「甘える人」足して百になりますね。

その相手の性格が、良いとか悪いとか関係なく、自分の立ち位置がどうかだけなのです。←これを理解した時の衝撃は忘れません 汗

初期設定に従い、周りにはそのバランスをとってくれる人が絶えず現れます。

相手を変えても同じことを繰り返すはずですね。この事をもっと早く知りたかったと思いました。

カサンドラ症候群から抜けるには、このバランスに気づき、自分の立ち位置を点検して、少しずつバランスポイントを変えていくチャレンジをしていくことだと思います。

これは簡単なようで、パターン化しているので、少し時間がかかるかもしれません。

そのためにも、別人格さんの協力がいるので、人格の統合はとても大切ですね。

カサンドラ症候群にはまる、心優しい利他的な人達が、すこしでも生きやすくなるといいなぁと願っています。

 

 

 

 


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自己犠牲は自己否定です

2021-12-10 18:50:00 | カサンドラ症候群
ご相談を受けてよく感じるのですが、自己犠牲型の人っていますよね!
自分さえ我慢すれば良いと耐えに耐えてしまう人。

例えば、パートナーから理不尽なことをされたりしても、優しい時もあるからと許してしまったり、自分がまだまだ足りないからと、自分を責めたり、そんなことをしていたらどんどん心身を病んでしまいます。

「カサンドラ症候群」の記事にも記載しましたが、自己犠牲を続けていくと、宇宙のバランスにより、目の前に現れるパートナーは、自己中、我儘、モラハラ、パワハラになっていきます。

バランスなので、自分が我慢すると、相手は我慢は一切しなくなるのです。足して百になりますので。

自己犠牲型と、自己中型はセットです。

そして、自己犠牲を続けて、カサンドラ症候群になり、心身を病んでいくと、自分が嫌になり、自己否定が始まります。

つまり、「自己犠牲は自己否定」なのです!

この事を知った時、自己犠牲型の私の目からうろこが落ちました!

我慢して自己犠牲続ければ続けるほど、自己肯定感は下がります。
逆に、自己犠牲をやめて、自分軸で生きれば、特別何もしなくても、心地よくなり、自分が好きになるんですね。

セッションでは、カサンドラ症候群の方、ツインとの関係性で、自己犠牲型の方が、もう少し楽に生きれますようにいろいろお話をさせていただきます。



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カサンドラ症候群症状 5

2020-09-17 11:31:00 | カサンドラ症候群

カサンドラ症候群に陥りやすい人のパターンについて、前回記載しました。

人を美化してしまうタイプと、加害者を必要とするタイプ。この二つが特徴的です。

今日は前者について、書いてみたいと思います。
人を美化してしまうタイプは、天使系の方に多い特徴のように感じます。天使系の方は、人を疑うことを知らない、自分が周りから見て、理不尽な扱いを受けても、しばらくはそれにすら気づかない。
いつも、受け取るより与えることが自然にできてしまうし、仮に人間の闇を見たとしても、いつか、一緒にいたら光に変換されるのだから、その時まで、自分さえ我慢したらよいと思ってしまったりします。

最初の頃はそれでもなんとなく、過ぎていくのですが、相手からの精神的、肉体的な虐待がひどくなってくると、ようやく、おかしいなと気づきはじめます。その頃には既に、相当な確率で、心身の疲弊が始まっています。ただ、そこまできても、いつか、一緒にいたら、光に変換されるのでは、という期待を捨てれないために、いくつくところまで、つまりは限界がくるまで、天使系の人は耐えてしまうケースが多いように思います。

地球に闇を見に来た、闇を光に変換する為に来たのは間違いないとはいへ、自己犠牲してしまうことは行き過ぎだと思います。

天使系の方が、苦しむのはどんな人であれ、自分が関わった人を助けれなかったと感じる時です。
自分がぼろぼろになっても、相手を美化して、向き合う事を辞めないケースもたくさん見てきました。

ここで、大切な観点が一つあります。
それは、私たちは永遠とも言える旅人で、進化の為にこの次元に生きています。今回の人生で、その関わっている人は、まだ、進化の旅の途上であり、今回だけでは、大きなシフトはできないかもしれません。けれども、次の人生、その次では、変化するかもしれないのです。

自分が、ぼろぼろになってまで、やらなくても、進化への機会の道は、平等に与えられております。

この事を、私自身は信じる事で、救われた体験がありました。

目の前の人の現実を受け入れる事は、とてもきつい事です。でも、私たち自身も、かってはその人のようだったかもしれません。そして、長い進化の旅を経て、少し学べた先輩なのかもしれません。

カサンドラに陥って、心身の疲弊が強い時は、目の前の人の魂の進化を信じて、手放す事が、あなた自身のパワーを取り戻すきっかけになるのではないでしょうか。


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カサンドラ症候群症状 4

2020-09-06 11:32:00 | カサンドラ症候群

カサンドラ症候群になると、視野が狭窄する為、目の前のパワーを奪う人にしか視点がいかなくなります。

世の中にはたくさんの人が存在し、自分をサポートしてくれる人もいるのに、その存在に意識を向けることができなくなっていきます。いくら、助け舟を出しても拒否したり、助け舟を出す人の事を、批判したりする場合もよくあります。

では、何故、カサンドラの人は、そこまでパワーを奪う人に執着するのか、元カサンドラ症候群で、何年も苦しんできた自分自身を振り返り感じるのは2点あります。

一つは、相手を美化してみてしまうこと、二つはその相手といることで受け取るメリットがたくさんあること。

相手を美化するのは、私たちは元々光の存在だから、いつか、変わってくれるんじゃないか、わかってくれるんじゃないかという思いが拭いきれず、相手からのパワハラ、モラハラにも、耐えてしまいます。

これは、スピリチュアルな事に興味があったりする人に顕著な傾向です。
「自分が変われば相手は変わる」「相手は自分の鏡である」これは、事実ではあるのですが、この解釈が、行き過ぎていることが多いのです。

二番目の、この相手といる事で、受け取るメリットについてですが、これはかなり無意識になりますが、私の場合は、「こんなモラハラ、パワハラの相手といることができるのは、私ぐらいかもしれない」という、歪んだ自尊心でした。

周りから、「こんな人と早く別れてしまいなさい」とか、「あなたぐらいだわ、我慢できるのは!」と言われれば言われる程、そこから抜け出せなくなっていました。

幼い時の生育歴の中で、劣等感が強い人程、耐えている自分を美化し、周りから認められることでしか、自分を保つことができなくなってしまう場合がよくあります。
そんな時に、本人と深く話さず、周りがカウンセリングを進めたり、そこから無理やり抜けださせようとすることは、逆効果になったりします。

DVの人から身を守る為に、シェルターに入った人が、周りの反対を押し切って、元のヤサに戻ろうとする心理もこの2つがあるのかもしれません。

自尊心を保つ為に、破壊的な人を必要とする、この心理はおそらく、体験しなければ理解不能かもしれません。

次回、さらに詳しく書いていきます。


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カサンドラ症候群 症状3

2020-08-29 23:20:00 | カサンドラ症候群
カサンドラ症候群の孤独地獄とは、一言で言えば、「わかってもらえない、理解されない、つながれない」
この感覚ではないかと思います。

こちらから、アクションを起こして、相手と向き合う覚悟で近づいても、無視される、反論される、マウントされる、暴言、暴力、それを繰り返すうちに、向き合うことを諦めて疲れ果てて、カサンドラの人自身が、心理的に引きこもってしまう場合が多々あります。

カサンドラになる人は、実はこんな特徴もあります。それは、理解してもらえない、繋がりを拒否する人にしがみつく傾向です。

カサンドラの孤独地獄は、一旦そこに入ると抜けるのが難しいと言われています。何故ならば、ずっと上記に書いたような人に意識を向けて、以前のblogにも何度も記載したように、相手をハイアーパワーにしてしまうからです。

ハイアーパワーとは、本来、目に見えない高次のエネルギーを指しますが、カサンドラになってしまうと、まるでガソリンが空で走っている車のような感覚になるため、しがみつく相手をガソリンスタンドにしてしまいます。ガソリンスタンドにしても、ガソリンは全く入らないので、エネルギーの枯渇が余計にひどくなるだけですね。

理解されない人に理解されようとする、繋がりを感じれない人に繋がりを求めようとする、その奥の感情は、今の自分自身だけでなく、内なるインナーチャイルドや、別の人格が、感じている感情であることに気づかないと、相手をハイアーパワーにしてしまうサイクルから抜け出すことは困難です。

他の人から客観的に見れば、そんな繋がりを感じれない相手にしがみつく時間が勿体無いとか、他に行ったら?と思うでしょうが、何故簡単にそれを選べないのか?

次回はその奥の感情について書いてみたいと思います。


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