バーストラウマ

不思議な体験をしたことがありました。
その時、私はオステオパシーの施術を受けていたのですが、先生がしばらく、頭を触っていた時に、いきなり胎児だった時の記憶らしきものが甦ってきました。それはあまりにも突然の事でしたが、感覚としては、とても苦しい、きつい感覚でした。

「私はここにいてはいけないのではないか」「なんだか申し訳ないな」といったような淋しい感覚でもありました。自分の存在そのものに対する遠慮のような感覚でした。
先生にその話をしたところ、それはバーストラウマだとおっしゃいました。

胎児期に感じた事は、記憶、潜在意識に深く残り、生まれた後の人生にも大きく影響を及ぼすようです。

私の場合、年子だった為、妊娠がわかった時に母親に躊躇する気持ちがあったようでした。育てにくい赤ちゃんの育児に疲れていた母親がそう感じるのは仕方ない事だと大人になった私は、それを聞いた時は若干のショックはあったものの、深く考えた事はなかったのです。

しかし、その施術の時に感じた感覚は、自分が常々、家族の中や、その他の対人関係において、感じていた感覚だったのです。なるべく迷惑をかけないように、周りの負担にならないように、自分の事を透明人間のように扱われる事を望んだような時期もありました。それが、何故そうなったのかわからないままに随分生きにくい毎日を送ったようにも思います。

ちなみに私はそのバーストラウマに気づいてから、２日間、これまで感じたことのない深い睡魔に襲われ、何か自分の内側が大きく変容したような感じになりました。

インナーチャイルドのヒーリングを充分やってもまだ、何かすっきりしない方は、1度バーストラウマについてのヒーリングが必要かもしれませんね。