恋は盲目といいますが、恋愛ほど感情を揺さぶられるものは少ないですし、客観性を養うようにと言われてもなかなか難しいかもしれません。
特に恋愛の最初の時期、ハネムーン期はお互いが相手に自分の望ましいイメージを思い切り投影してしまいますので、客観性を失うのも仕方ありません。
ところが 恋愛をしてハネムーン期を過ぎると私たちは自分の中の未完了の感情、特に見たくないから抑圧していたネガティブな感情を相手に投影して見てしまうようになります。そうなると相手は全く同じ人物で同じように接してくれているにも関わらず、相手の自分に対しての態度や言動が変わってしまったかのような錯覚を起こしてしまいます。そうなると一直線にネガティブなループに入ってしまいます。
そんな時は一旦客観的に自分自身の気持ちの変化を見つめていくことが大切です。相手が変わったのではなく、自分自身が相手に対して取っている態度や距離感を相手は敏感に感じ取っていてそれを鏡のように映し出してくれているだけかもしれないからです。相手の気持ちが変わったように感じられる時は必ずその前に自分自身の中に変化が起きたり、自分の方から距離感を持ったりしています。客観的に見つめてみると気づくはずです。