先日私は、大切なパートナーから本当に嬉しい言葉をもらいました。そんなことがあったので、前に書いたブログをまた編集して、新たに記事を書いてみました。
私たちは、日々の忙しさの中で、「本当に伝えたいこと」をつい後回しにしてしまうことがあります。
「今はまだいいかな…」
「どうせ伝えても、相手は受け取ってくれないかもしれない」
「こんなことを言ったら、恥ずかしいかな…?」
そうやって、本当に大切な人に、本当に感じていることを伝える機会を、自分で閉ざしてしまうのです。
でも、大切な人は、今日伝えておかないと、明日はもうこの世界にいないかもしれません。
それは、決して大げさな話ではなく、この地上での命は限りあるもの。
「また今度」「いつか言おう」と思っているうちに、その人にもう会えなくなってしまうこともあるのです。
本当の気持ちを伝えるのは、思っている以上に難しいです。
「素直に気持ちを伝えればいい」と言葉で言うのは簡単です。
でも、実際にやろうとすると、驚くほど難しいことに気づくでしょう。
気恥ずかしくて、どう言えばいいかわからない
伝えても、ちゃんと受け取ってもらえないのではと不安になる
そもそも、自分が本当に伝えたいことが何なのかわからない
心の中には、さまざまな感情が入り混じっています。
表面的には怒りや苛立ちがあるかもしれません。
でも、その奥底には、悲しみや寂しさ、絶望、愛しさが隠れていることが多いのです。
感情はバケツのようなもの。
表面にある感情をすくっても、底の方に沈んでいる「本当に伝えたかった想い」にはなかなかたどり着けません。
だからこそ、勇気を出して、そのバケツの底にある感情に向き合い、それを伝えてみることが大切なのです。
「明日はないかもしれません」セッションでお伝えしていることです。
私のセッションの中でも、よくこうお伝えすることがあります。
「伝えたい言葉があるなら、後悔のないように、今のうちに伝えてください。」
多くの方が、大切な人に伝えたい気持ちを持ちながら、勇気が出せずにいます。
「こんなことを伝えたら、相手はどう思うだろう?」
「もし拒絶されたらどうしよう?」
「いまさら言っても、意味がないのでは?」
そんな不安がよぎり、結局伝えられないまま、時間だけが過ぎていくのです。
でも、どんな形であれ、伝えた言葉は、相手の心の中に必ず残ります。
たとえ、その瞬間には期待した反応が得られなかったとしても、
それが時間をかけて、その人の人生にとって大きな癒しや支えとなることもあるのです。
私自身の体験——勇気を出して手紙を書いた日
これは、私自身が経験した出来事です。
かなり昔、心理学のワークで、カウンセラーからこんな質問を受けました。
「これまでの人生で、伝えたかったのに、伝えられないまま離れてしまった人はいませんか?」
その瞬間、私はある人の顔を思い浮かべました。
ずっと心の中に引っかかっていた人。
でも、もう関わることはないだろうと思っていた人。
カウンセラーは私に言いました。
「もし、その人に連絡ができるなら、あなたが本当に伝えたかったことを伝えてみませんか?」
私は一瞬、戸惑いました。
「今さら、そんなことを言っても、意味があるのだろうか?」
「相手はもう私のことなんて忘れているかもしれない」
「手紙を書いたところで、返事なんてこないかもしれない…」
でも、心の奥深くでは、「このまま後悔したくない」という想いがありました。
そこで、思い切って手紙を書くことにしました。
本当に伝えたかったことを、素直に、丁寧に。
そして、投函してから約1ヶ月後——
思いがけず、その人から返事が届いたのです。
手紙には、こんな言葉が綴られていました。
「あの時の気持ちを、正直に話してくれて本当に嬉しかった。救われたよ。ありがとう。ずっと気になっていた…」
私はその返事を読みながら、涙が溢れました。
「伝えてよかった。心の奥にしまい込んでいた言葉を、ちゃんと届けることができた。」
そう思ったのです。
それ以来、その人と連絡を取ることはありませんが、
私の心にはもう「言えなかった後悔」は残っていません。
ただ、「伝えられた」という満たされた気持ちがあるだけです。
命には限りがある——だからこそ、今、伝えよう
この世界で生きている限り、「いつでも伝えられる」と思ってしまいがちです。
でも、本当は、明日が来る保証なんて、どこにもない。
もし、あなたの大切な人が突然いなくなったら?
そのとき、あなたは「もっと伝えておけばよかった」と後悔しないでしょうか?
「ありがとう」と言いたかったのに、言えなかった
「ごめんね」と謝りたかったのに、機会を逃してしまった
「大好き」と伝えたかったのに、気恥ずかしくて言えなかった
そういう後悔を、私たちはできるだけ減らしていきたい。
だからこそ、今この瞬間に、伝えてほしいのです。
伝えた言葉は、きっと誰かの心に残ります
「伝えたところで、どうせ相手は受け取ってくれないかもしれない」
そんな不安を感じることもあるでしょう。
でも、それでもいいのです。
なぜなら、伝えた言葉は、確実にその人の心に残るから。
すぐには響かなくても、
何年も経ってから、その言葉がその人の心を支えることもあります。
だから、勇気を出して
「今」、伝えてみてください。
後悔のない人生を歩むために。
大切な人が、今、あなたの目の前にいるうちに。
あなたの想いが、大切な人の心に届きますように。
🍀このブログの記事を書いた時間に、親友が、後悔ないように今は離れている好きな人に感謝の思いを伝えるメッセージを書いていたというシンクロがあり、びっくりしました(^^)