ヒーリングスペース ブルーローズ

✨あなたの中のアダムとイブに出会う旅✨

本当に伝えたい言葉

2025-02-28 18:15:59 | 日記


先日私は、大切なパートナーから本当に嬉しい言葉をもらいました。そんなことがあったので、前に書いたブログをまた編集して、新たに記事を書いてみました。

私たちは、日々の忙しさの中で、「本当に伝えたいこと」をつい後回しにしてしまうことがあります。
「今はまだいいかな…」
「どうせ伝えても、相手は受け取ってくれないかもしれない」
「こんなことを言ったら、恥ずかしいかな…?」

そうやって、本当に大切な人に、本当に感じていることを伝える機会を、自分で閉ざしてしまうのです。

でも、大切な人は、今日伝えておかないと、明日はもうこの世界にいないかもしれません。
それは、決して大げさな話ではなく、この地上での命は限りあるもの。
「また今度」「いつか言おう」と思っているうちに、その人にもう会えなくなってしまうこともあるのです。

本当の気持ちを伝えるのは、思っている以上に難しいです。

「素直に気持ちを伝えればいい」と言葉で言うのは簡単です。
でも、実際にやろうとすると、驚くほど難しいことに気づくでしょう。

気恥ずかしくて、どう言えばいいかわからない

伝えても、ちゃんと受け取ってもらえないのではと不安になる

そもそも、自分が本当に伝えたいことが何なのかわからない

心の中には、さまざまな感情が入り混じっています。
表面的には怒りや苛立ちがあるかもしれません。
でも、その奥底には、悲しみや寂しさ、絶望、愛しさが隠れていることが多いのです。

感情はバケツのようなもの。
表面にある感情をすくっても、底の方に沈んでいる「本当に伝えたかった想い」にはなかなかたどり着けません。

だからこそ、勇気を出して、そのバケツの底にある感情に向き合い、それを伝えてみることが大切なのです。

「明日はないかもしれません」セッションでお伝えしていることです。

私のセッションの中でも、よくこうお伝えすることがあります。
「伝えたい言葉があるなら、後悔のないように、今のうちに伝えてください。」

多くの方が、大切な人に伝えたい気持ちを持ちながら、勇気が出せずにいます。
「こんなことを伝えたら、相手はどう思うだろう?」
「もし拒絶されたらどうしよう?」
「いまさら言っても、意味がないのでは?」

そんな不安がよぎり、結局伝えられないまま、時間だけが過ぎていくのです。

でも、どんな形であれ、伝えた言葉は、相手の心の中に必ず残ります。
たとえ、その瞬間には期待した反応が得られなかったとしても、
それが時間をかけて、その人の人生にとって大きな癒しや支えとなることもあるのです。

私自身の体験——勇気を出して手紙を書いた日

これは、私自身が経験した出来事です。

かなり昔、心理学のワークで、カウンセラーからこんな質問を受けました。
「これまでの人生で、伝えたかったのに、伝えられないまま離れてしまった人はいませんか?」

その瞬間、私はある人の顔を思い浮かべました。
ずっと心の中に引っかかっていた人。
でも、もう関わることはないだろうと思っていた人。

カウンセラーは私に言いました。
「もし、その人に連絡ができるなら、あなたが本当に伝えたかったことを伝えてみませんか?」

私は一瞬、戸惑いました。
「今さら、そんなことを言っても、意味があるのだろうか?」
「相手はもう私のことなんて忘れているかもしれない」
「手紙を書いたところで、返事なんてこないかもしれない…」

でも、心の奥深くでは、「このまま後悔したくない」という想いがありました。

そこで、思い切って手紙を書くことにしました。
本当に伝えたかったことを、素直に、丁寧に。

そして、投函してから約1ヶ月後——
思いがけず、その人から返事が届いたのです。

手紙には、こんな言葉が綴られていました。
「あの時の気持ちを、正直に話してくれて本当に嬉しかった。救われたよ。ありがとう。ずっと気になっていた…」

私はその返事を読みながら、涙が溢れました。
「伝えてよかった。心の奥にしまい込んでいた言葉を、ちゃんと届けることができた。」
そう思ったのです。

それ以来、その人と連絡を取ることはありませんが、
私の心にはもう「言えなかった後悔」は残っていません。
ただ、「伝えられた」という満たされた気持ちがあるだけです。

命には限りがある——だからこそ、今、伝えよう

この世界で生きている限り、「いつでも伝えられる」と思ってしまいがちです。
でも、本当は、明日が来る保証なんて、どこにもない。

もし、あなたの大切な人が突然いなくなったら?
そのとき、あなたは「もっと伝えておけばよかった」と後悔しないでしょうか?

「ありがとう」と言いたかったのに、言えなかった

「ごめんね」と謝りたかったのに、機会を逃してしまった

「大好き」と伝えたかったのに、気恥ずかしくて言えなかった

そういう後悔を、私たちはできるだけ減らしていきたい。
だからこそ、今この瞬間に、伝えてほしいのです。

伝えた言葉は、きっと誰かの心に残ります

「伝えたところで、どうせ相手は受け取ってくれないかもしれない」
そんな不安を感じることもあるでしょう。

でも、それでもいいのです。
なぜなら、伝えた言葉は、確実にその人の心に残るから。

すぐには響かなくても、
何年も経ってから、その言葉がその人の心を支えることもあります。

だから、勇気を出して
「今」、伝えてみてください。

後悔のない人生を歩むために。
大切な人が、今、あなたの目の前にいるうちに。

あなたの想いが、大切な人の心に届きますように。

 

🍀このブログの記事を書いた時間に、親友が、後悔ないように今は離れている好きな人に感謝の思いを伝えるメッセージを書いていたというシンクロがあり、びっくりしました(^^)


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ある男性が目を覚ましたお話し

2025-02-27 00:15:52 | セラピー日記

今日は、このパターンが多いので、数ヶ月に行ったある男性のセッションで感じたことをシェアしたいと思います。

彼は独身で、真剣にパートナーを探している方で、見た目も良く、仕事もバリバリこなし、堅実で誠実な印象。結婚相手として申し分ないように思える方でした。

でも、彼の恋愛はなぜか続かない。最初の数回のデートは順調で、女性も楽しんでいる様子。でも、その後連絡が途絶えたり、突然ブロックされたりすることが何度も続いたそうです。

彼は原因を知りたくて、これまでに占いやスピリチュアルセッション、引き寄せの法則、インナーチャイルドの癒し、潜在意識の書き換えなど、あらゆるものに手を出してきました。セミナーやワークショップにも数えきれないほど参加し、そのたびに「これで変われるかも」と希望を持つ。でも、一時的に気分は良くなっても、1週間もするとまた元通り。気づけば次のセミナーへと……。

そして、新しい出会いがあっても、また同じ結末。

「これだけやってもダメなのは、何かもっと大きなブロックがあるんでしょうか?」

彼は真剣に悩んでいました。でも、私はすぐに気づきました。

彼のエネルギーは 「思考、思考、思考」 に支配されていて、「どうしたらうまくいくのか?」を考えすぎるあまり、どんどん迷路にはまってしまっている。そして、根本には 「僕は恋愛がうまくいかない」 という強い思い込みがありました。

だから、私は彼に「SOS理論」を伝えました。

「そう思えば、そうなる」。

ただそれだけ。

「僕は恋愛がうまくいかない」と思えば、その通りの現実になる。
「恋愛はうまくいく」と思えば、それが現実になる。

彼は少し驚いた様子で、「でも、もっとブロックを外すとか、ヒーリングとか、そういうのをやってもらえませんか?」と聞いてきました。

私はハッキリ言いました。

「あなたはもう十分、それをやってきましたよね? それでも変わらなかった。だったら、もう必要なのは別のこと。『まだ何かが足りない』と思っ繰り返しても、結局また次のものを探すことになるだけ。自分の力を信じず、何かに頼り続ける限り、終わりはありません。今すぐすべきことは、『どう思うか』を変えること。それだけなんです。」

彼は最初、戸惑いを見せていました。これまでいろんなセッションを受け、「何か特別な方法があるはず」と思い込んでいたからです。でも、私の言葉が少しずつ彼の中に落ちていったようでした。

一カ月ぐらいして、彼からメッセージが届きました。

「僕はまるで、これまでずっと悪い催眠術にかかっていたみたいなんです。
『僕は恋愛がうまくいかない』ずっとそう思い込んでいて、それが当たり前になっていました。まるで呪いみたいに。どんなに頑張っても、どこかで「どうせダメになるんじゃないか」って不安がつきまとっていて、幸せを素直に感じられなかったんです。

でも今は違います。
そんな暗示はもう解けました。今の僕は、自分にこう言い聞かせています。
『恋愛はうまくいく』って。『僕は幸せになっていい』って。

そう思えるようになったら、不思議なくらい心が軽くなりました。以前みたいに、根拠のない不安に押しつぶされることもないし、相手の気持ちを疑ってしまうこともない。今、お付き合いしている人がいるんですが、これまでとは全然違う感覚でいられるんです。

穏やかで、安心できて、ちゃんと愛を受け取れている。
ようやく、本当の意味で恋愛を楽しめる自分になれた気がします。
だから、もう大丈夫です。」

私はこのメッセージを読んで、本当に嬉しくなりました。

人はつい、自分の力を信じられなくなり、「何かが足りない」「もっと学ばないといけない」と思い込んでしまうことがあります。いつも話していますが、シンプルさより複雑さを思考は好むからでしょうか。

私たちは、すでに 「自分がどう思うか」 で現実を作る力を持っている。
彼がそのことに気づき、一歩踏み出せたことが、本当に嬉しかったです。


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走馬灯の記憶

2025-02-25 00:03:55 | 日記

人は亡くなる時に、走馬灯を見るといいます。
私自身、20年前、クリスマスの夜に臨死体験をしたとき、一度それを見たことがありました。
鮮やかで、圧倒的なスピードで駆け抜ける過去の記憶。その瞬間、時間の概念が消え去り、すべてが一本の流れとなって脳裏を巡る感覚を味わいました。

それは私の人生そのものでした。

──母の腕に抱かれた瞬間。
──幼い頃に駆け回った庭の風景。
──友人と笑い合った日々。
──涙を流した別れ。
──心からの感謝を伝えられなかった後悔。

そのすべてが、まるで一本の映画のように、圧倒的な速さで流れていきました。
けれど、その中で私は不思議な感覚を覚えました。
過去の自分の感情だけではなく、その時そばにいた人々の想いまでもが感じ取れたのです。

「ああ…私はこんなにも愛されていたのだ。」

その瞬間、込み上げてくるものがありました。
人生とは、愛の連なりでできているのだと。

そして先日、思いがけず、二度目の走馬灯を体験することになりました。
それは、母が亡くなる数時間前のこと。

私は母の手をしっかりと握っていました。すると突然、私の中で何かが動き始めたのです。
心の奥底で眠っていた記憶が波紋のように広がり、一気に押し寄せてきました。

私が生まれた瞬間、母の腕に抱かれた温もり。
幼い頃、泣きじゃくる私をあやしてくれた声。
手をつないで歩いた帰り道。
時には厳しく叱られ、時には優しく見守られた日々。

忘れていたはずの思い出が、まるで一本の映画のように、目の前で繰り広げられました。
それはほんの一瞬の出来事だったのに、時間の流れが止まったような感覚に。

私はただ圧倒されるばかりでした。
そして、その時、はっきりと気づきました。
母は、私が思っていた以上にたくさんの愛を注いでくれていたのだと。

あの瞬間、走馬灯として蘇った記憶は、きっと母が最後に私にくれたギフトだったのでしょう。
母の人生の終わりに、私にもう一度、すべてを思い出させてくれました。

その数時間後、母は静かに息を引き取りました。

今でも、あの走馬灯が何度も心の中でよみがえってきます。

母がくれた最後の贈り物は、これからも私の中で鮮やかに生き続けると思います。

 


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パートナーからかけられる言葉

2025-02-08 21:33:24 | セラピー日記

大切なパートナーからかけられる言葉に、ふと心が揺れることがあります。
傷ついたり、怒りが込み上げたり、逆に深く安心したり、涙が出るほど救われたりすることもあります。
そんなとき、私はいつも考えます。
「この言葉は、本当は私が私自身に言ってあげたかったことなのではないか?」と。

パートナーの言葉や態度に敏感になってしまうのは、それが単なる「他人の言葉」ではなく、自分の内側を映し出しているからなのかもしれません。そう思うようになってから、私はずいぶん生きやすくなりました。

たとえば、厳しい言葉をぶつけられて苦しくなったとき、本当はその言葉を自分に言い聞かせる必要があったのかもしれません。
「もっとしっかりしなくちゃ」
「そんな甘えた考えじゃダメだ」
そんな言葉を、自分の奥底で求めていたからこそ、相手を通して聞かされるのだとしたら…。

逆に、思いがけず優しい言葉をかけられて涙が出そうになるとき、それもまた、ずっと自分にかけてあげたかった言葉なのかもしれません。
「よく頑張ってるね」
「無理しなくていいよ」
「あなたはそのままで価値がある」
本当は、自分で自分を癒してあげたかったのに、それができず、パートナーの口からようやく聞くことになったのかもしれません。

潜在意識というのは、本当に不思議でおもしろいものです。
私たちは決して自分の姿を直接見ることはできません。
鏡がなければ、自分がどんな顔をしているのかわからないように、心の奥底にある本当の思いや願いもまた、誰かを通してしか気づくことができないのではないでしょうか。

そう考えると、パートナーは私にとって、ただの「人生の伴侶」ではなく、「私の潜在意識を映し出す鏡」なのかもしれません。
ときに優しく、ときに厳しく、私の内側を見せてくれる存在。
だからこそ、私は彼の言葉や態度に心を揺さぶられるのだと思います。

もし、パートナーの言葉に傷ついたとき、あるいは逆に心が温かくなったとき、その言葉を「相手からのもの」としてだけではなく、「自分が自分に伝えたかったメッセージ」として受け取ってみたらどうでしょうか?

きっと、もっと深く自分を知ることができるはずです。
もっと穏やかに、もっとあたたかく、パートナーとの関係を感じられるようになるでしょう。
そして何より、自分自身のことを、今より少しだけ優しく抱きしめられるようになるかもしれません。


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