インナーチャイルドのヒーリングについて書いてこれまでも書いてきましたが、大切なポイントであるので、繰り返しになりますが、書いてみます。
インナーチャイルドというと、私たちは幼い時の自分をイメージすると思います。
例えば、3歳の自分とか、7歳の自分とか。
でも、実はインナーチャイルドは、0歳、正確には胎児の時から、昨日の自分まで全てのエネルギーを指しています。
ある程度成長すれば、「チャイルド」ではなく、「アダルトチャイルド」になりますが。
一度、生まれたエネルギーは消滅する事がないので、たくさんの「インナーチャイルド」が存在するわけです。
いつも話していますが、「インナーチャイルド」の願いは、親から愛される事でもなく、恋人から愛される事でもなく、「私から愛される事」を1番願っています。
この事を知った時は、正直驚きました。
「インナーチャイルド」は親から愛されることを望んでいると勘違いしていたからです。
私たちが誰かを好きになって、その人から愛される事ばかりを願うと、「インナーチャイルド」は見捨てられたと感じて、強烈に反応します。
構図としては、「私、インナーチャイルド、愛する他者」が三角関係になってしまうんです。
「インナーチャイルド」のエネルギーは感情が主体となっているので、「私を見て!!」となり、愛する人を邪魔する敵と見なして排除しようとしてしまいます。
恋愛の最初がうまくいって、途中からうまくいかなくなる理由の多くはこれが理由です。
恋愛だけでなく、自分以外の誰かを愛する時、「自愛」が1番大切だと言われるのは、「自愛」がないと、「インナーチャイルド」から嫌われてしまい、その強烈なエネルギーによって、関係性が壊されるケースをたくさん見てきました。
「自愛」とは、「どんな自分も見捨てない」という事です。もちろん、ダメだと感じる自分、最低だと思う自分もたくさんいると思います。
昔の自分を振り返って、誰しもそんな自分を思い出すのではないでしょうか。
どんな自分であっても、「私は私を見捨てない」事ができると、インナーチャイルドと三角関係に陥る事はなくなっていきます。
「私が私を見捨てていた」若い頃の自分はことごとく、恋愛関係でつまづいていました。
相手をハイアーパワー(ガソリンスタンド)にして、相手からエネルギーをもらおうとして、インナーチャイルドをすっかり見捨てていたので、どんどん関係性が悪くなっていきました。
その関係性をなんとかしないといけないと、相手に尽くして、さらに相手に愛される事を求めて泥沼に入るパターンを繰り返していたのです。
インナーチャイルドはずっと私から見捨てられたと苦しんでいたと思います。
「自愛」を学んだ時に、謎が全て解けました。
私の中のインナーチャイルドは数え切れないほどたくさんいて、私から愛される事をずっと待って、願っていたのだとわかりました。
具体的にどのようにインナーチャイルドと向き合っていったのかは、また少しずつ書いていきたいと思います。