ヒーリングスペース ブルーローズ

✨あなたの中のアダムとイブに出会う旅✨

父が残してくれた言葉

2024-04-24 08:33:19 | 日記

私たちが、スピリチュアルな学びが進んできた時に「魔境」に入ると言われています。

 

「魔境」とは、「自分が優れた特別な人であると思い込み、傲慢になること」のようです。

 

「魔境」に入ると自分の事を特別な存在だと勘違いして、周りに対して横柄になったり、そこまでいかなくても「自分は相手のことがわかる、見える」と思い込んで、望まれてもいないのに、アドバイスをしたり、見下したりするようになります。

 

私も若い頃、占いをやって、周りから当たる!と褒められ、「魔境」を体験したことがありました。

 

その時、父から言われた言葉がずっと今も心に残っています。

 

「その人がはいてる靴をはいて、人生を歩まなければ、その人のことはわからない。簡単に人を判断するな!思い上がってはいけない。

その人が何故そうなるのか、その人の背景を知る努力をしなさい」

 

当時まだ学生だった私にはその意味はよくわかりませんでした。

 

しかし、カウンセラーとして活動してからは、父が話してくれたことの意味がよくわかるようになりました。

 

「全ての行動に必ず目的がある」どんな小さな行動にも目的があります。

 

私たち一人一人は魂の歴史もそれぞれで、育ってきた環境も違います。

人を理解することは簡単なようで、それらの背景を知らなければできないものだと今はつくづく感じています。

 

一生かけても、身近なパートナーや家族、友人達、出会わせていただく方を本当の意味で理解することはできないと思います。

けれど、ご縁のできた方を背景も含めて知ろうとする気持ちだけは忘れてはいけないと、父の言葉をいつも思い出しています。

 

父は寡黙で、妹たちに言わせると「1メートル先から歩いてくる姿を見ても背筋が伸びる」と言われるぐらい、穏やかでありながら威厳のある人でした。

私にとっては、人生のメンターだったと亡くなった今感じています。


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