サイレント期にある方にお話を伺うと、最初はお相手の方から距離を置かれて辛いとおっしゃいます。
しかし、もう少し詳しくお話を伺うと、距離を置かれる前に、自分の中に不安や葛藤など、何か最初のハネムーン期にはなかった感情が浮かび上がってきていたようだと言われます。
ここで浮かび上がってきた不安や葛藤は様々ですが、多くの場合、「自分は愛されているのだろうか?」「こんな事をしていてよいのだろうか?」「何故かわからないけど心配になる」など、疑いの気持ちや、不安定さを感じでいたりします。
その感情が、一次感情の正体でもあります。
一次感情の中でも、もっとも味わうのがきつい感情が「みじめな感情」かもしれません。
私たちはその感情を味わう事を予知した場合、あくまで、イメージの中であっても、平静さを失います。「みじめ君」が嫌いなのです。
それは、おそらく幼い時から、何度もその感情を味わってきたからで、それがあまりにもきつかったため、もうこれ以上、味わいたくはないのです。
セッションの中でも、よく嫉妬心についてお話ししますが、人間にとり、最後まで残る感情が、嫉妬心だと聞いた事があります。
嫉妬心とみじめさは繋がっていますね。
みじめさに対する抵抗が強い場合、それを何としても回避しようと、二次感情が立ち上がってきます。
もし、私たちがみじめさも自分の身内として、抵抗なく受け入れ、その感覚を味わえるとしたならば、どうでしょうか?
お相手に対する疑いや、不安感があったとしても、もし、みじめさを味わう事になっても大丈夫と思えたら、二次感情、破壊的な感情が、私たちを危険だと感じるものから守らなくてよくなりますね。
これは言葉にすると、簡単なようですが、実はかなり難易度が高いのではないかと感じています。
それぐらい、私たちはこれまで生きてきて、心に幼い時からたくさんの傷を抱えてきているからです。
みじめさ、孤独感、理解してもらえない感覚、寂しい感覚、誰しも見ないようにしているだけでたくさんあるのではないでしょうか。
その感覚を味わう事を避けようとすればするほど、再配達されます。
手放した!と感じても、すぐに戻ってきますよね。びっくりするぐらい、あっという間に戻ってきます。
全ての感情は、私たちの身内なので、追い出すと戻ってきてしまうのです。感情には足があるみたいで猛スピードで!
嫉妬している自分、人から見捨てられるかもしれないと不安になっている自分、みじめになってしまってどうしようもない自分、いろいろな自分を、自分が見捨ててしまったら、他のだれも拾ってはくれません。
一次感情を感じてる私を私がまづ、味方になり、見捨てないように大切に身内として向き合ってあげる事が、大事なのだと思います。
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