前回の記事を読み返していて、もう少し二次感情について補足してみたいと思います。
お客様のお話しの中で、時々、お相手との関係性の中で、「普段の自分では絶対にやらないような言動をしてしまい、関係性が悪くなってしまった」という話を聞かせていただく事がよくあります。
「そんな事をしてしまって、取り返しがつかず後悔しているが、私は一体どうなってしまったのか?どうしたらよいのでしょうか?」といったご相談もあります。
普段の自分では、やらない言動を咄嗟にしてしまうという体験を、何故してしまうのでしょうか?
普段は大人しく言いたい事を我慢していた人が、いきなりキレたり、明るく社交的な人が、引きこもってしまったり、寛容な人が嫉妬が抑えきれず、相手を責めてしまったり、色々なケースがありますね。
前回のblogの記事にも書きましたが、これが、第二次感情であり、第二次感情は、破壊的な感情の場合も多いです。しかし、感情はあくまで、自分を守るために存在ているものです。決して自分を苦しめる為に存在しているわけではないようです。
「危ない、危険だ!」と感じた時に私たちは、その場から逃げたいと思います。
お相手との関係性の中で、一次感情である心の深い傷に触れそうになったり、それを回避したいと思った場合、守ってくれようとして、破壊衝動が起き、無意識に関係性を壊そう、回避証と二次感情が働いてしまうのです。
「この人とこれ以上関わると危ない!」表面意識の私はそんなことは全く感じていないのですが、潜在意識のエネルギーの方が強い為、自己防衛を選んでしまいます。
この場合、後になれば、何故そんなことを言ったり、したりしたのかさっぱりわかりません。ほとんど無意識だからです。
二次感情は自分の中の「別人格」「サブパーソナリティー」と呼ばれたりもします。
別人格は、普段はひっそりとしていますが、一旦危険だと感じるとすごいスピードで立ち上がってきます。
自分以外の人を見ていても、「人が変わったように」とか、「あの人がまさかこんなことをするなんて!」と感じることってありますよね。
別人格はずっと、それが創られた時から、私たちを守るために働いてくれていたエネルギーです。
私たちの身内でもあります。
その別人格を嫌ったりすると、別人格はさらに私たちに攻撃をしかけてきます。「せっかく守ってやっているのに嫌うとは!」と思う訳です。
別人格は、それが創られた時がまだ私たちが小さい時が多いので、もう大人になっているのに、いつまでも私たちがそのままの状態でいると思っていたりします。だから、「守ってやらないと!」と働いてくれているんですね。
二次感情が湧き上がる目的は、一次感情の傷から、私たちを守る為、バンドエイドや包帯みたいな働きをしているのです。
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