綺麗な顔

今日のカフェ、、、トムちゃんではなく、久しぶりにアーチーという名前の男子と働いた。
初めてあった時の彼は、髪の毛が長めでクルクルしていたように記憶しているのだが、今ではばっさり。
トムちゃん曰く、、、アイツのは伊達なんじゃないのー？ というオシャレなフレームのメガネを掛けている。そして、アーチーは、初めて会った時より背が伸びたような、、、


１０時に来るのかと思いきや、、、めちゃ遅刻。
オーナーシェフの目はますます釣り上がる。
遅れて来た事を彼がどれぐらい謝ったのかは不明。
私はカウンターにいた。

「 アーチーは間違った値段でレジを打っているようだから、気にしてやってくれ！」

オーナーシェフに言われるも、レジに背中を向けながらコーヒーを作っていた私、、、、
アーチーが何をいくらでレジ打ちしているかなど、私には追えない、、、、

オーナーシェフに睨まれようが、ひょうひょうとしているアーチー、、、
その態度は呆れるのを通り越して、頼もしくも、、、あり。
何があっても動じない態度、、、


「 カフェの仕事、好き？」

アーチーに突然質問され、、、

「 いやーー 現地人でもなくこんな年寄りを雇ってくれて、ありがたく思ってるよ。」

アーチー、そこでクスッ。
そこやっぱり笑う所か、、、ババアだもんな、、、


トムちゃんはアーチーを怠け者だと言う。
私にはよくわからない、、、
背が高いせいか、、、のそーーのそーーーとしているようには思える、、、が、それイコール怠け者とも思えない。それともわざとゆっくりやってるのか、、、いや、丁寧なのか、、、実は頭の回転が間に合っていないのか、、、その部分になると、私は人の事など言えないため、、、アーチーが怠け者であるとは、私は断定は出来ない、、、


私が断定出来る事は、




アーチーが綺麗な顔をしてるという事、、、
伊達メガネだったとしても、目立つ。
それに合ったショートヘアが、目立つ。





いまだに、、、、こういう外人を見るたびに、外人とは別物だと思う私、、、




「 じゃまたねー」


ささっと去っていったアーチー、、、、
そして私の横を白い車が、、、、
運転席から手を振る人が、、、



あ、、、アーチー、、、、



１８歳にしてすでに運転してるしーーー
白い車はピッカピカ、、、
これはモテモテだろうな、、、



ボーイフレンドという物を一度も持たずに大学に進んだ私、、、
今、１８歳だったらどうしているのかと妄想が広がる、、、、