恐怖のリクエスト

子供の頃、うちには車が無かった。
車のある家が羨ましかった。
週末、車でお出かけ、、、というのに憧れた。

父親が運転しなかったため、免許を取る事を勧められる事も無く。
東京に住んでいたため、車の必要性を感じる事なく時間が過ぎて。

もしかして本当にイギリスに住むかも、、、、という話がではじめて自動車学校に通ったのは、すでにババアになってから。絶望という言葉を抱えながらの辛い時間であった。

運転できる事で得られる自由に憧れるも、現状は厳しい。
イギリスで運転するもできるなら運転は避けたいと思うばかり、、、
かっこよく運転する女性を目指していたのではないのか？？？？なのだが、、、あーーー　運転、、、、怖い、、、、駐車が出来なかったらどうしよう、、、、車を止める場所が無かったらどうしよう、、、、道に迷ったらどうしよう、、、全くわからない場所に行ってしまったらどうしよう、、、、

これでは自由もなにも無い、、、、

イギリス、連日の寒い日。
車のフロントガラスは真っ白に凍りつき。
気がつくと車の内側のガラスも凍りつき。。。。




「　週末、IKEAに行きたいんだけどー」



うーーー娘から恐怖のリクエスト、、、、、
なぜこんなにドキドキしてるのかすらわからない、、、、