knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

電話帳

2020-12-09 17:10:51 | 生活独り言
私の働くカフェの常連さんには年寄りが多い。
カフェ目の前が駐車場、すぐ近くに公園、という立地が大きい理由と思うのだが。
そしてこの常連さん達、、、コロナの状況で家から出るなと言われた世代。。。
したがって、毎日働いていても以前よく見かけた常連さん達と顔を合わせる事が無くなった、、、、


「 あの人、、、元気かなあ、、、、」


忙しくはないカフェで、オーナーと2人。。。。お客さんの名前を連ねた。
そうだ!オーナーが手を伸ばして取ったのは、何?!それ???


電話帳。。。。。!!
そんな物がまだ存在してるの????


「 ピーターってどこに住んでいるんだっけ? この人、珍しい苗字だったから覚えてるんだよ。電話してみる!!」

おーーー オーナーは記憶力抜群。いい事も悪い事も(執念深く)覚えている。

「 ハロー!間違っていたらすみません。公園横のカフェなんですけど、ピーターXXXさんですか?? おーーー ハローーーーー!!!お元気ですか??? 」



おーーー電話の向こうはピーターだ!!
以前ピーターは認知症になった奥さんの手を引きながらカフェにやってきていた。老人ホームに移された奥さんはそこでコロナに感染、、、、亡くなってしまったのだが。その後1人暮らしのピーター、、、90歳を軽く超えている。カフェ大先輩のMさんとの会話が楽しくてカフェに通っていたピーターだったが、いつも私の事も気にかけてくれていた。君は元気なの?と、、、、、私が以前参加していた早朝の運動クラブに偶然ピーターのお嬢さんがいて、そんな事からピーターとはもう少し深い会話ができるようになっていたのだが、、、、このコロナで全て封じ込められた。。。。

カフェオーナーとピーターの会話は5分ほど続き。聞いているだけで、ピーターはボケる事なく1人生活を頑張っている事がよくわかった。

「 パットは元気なのかなあ、、、ずっと来てないよね、、、」
「 パットかあ、、、住んでるあたりはわかるんだけど、、、、うわーーーーー同姓同名がこんなにいるーーー!ダメもとで電話してみる!!」

ピーターで成功したカフェオーナーは乗る気になって今度はパットに挑戦。
しかしパットは人違いだった。。。。。
パット、、、元気かなあ、、、、パットもいつも気にかけてくれたっけ。

日本で電話帳に名前を載せますか?という質問に「 いいえ 」を選んでいたのを思い出す。
今では電話帳など考えられないのだが、あの分厚い本、、、懐かしい、、、、

私にとって、すごく扱いにくいカフェオーナーではあるが、、、、いいところあるじゃん。。。。
悪い人ではないんだよなーーーー



火曜日 何でも入れたスープ。寒い日はこれが1番!!!