knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

どこで、、、

2023-03-12 17:34:00 | 生活独り言
子供を産んだのが39歳。。。
その子供は大きくはなったが、まだ大学生。
子供のこれからをなるべく長く見ていたい。。。
大学を卒業して別の学校に入るかもしれない。
働き始めて外国で暮らすかもしれない。
今の彼とずっと一緒なのか?新しい出会いがあるのか?
子供を持って家庭という新しい世界を築くかもしれない。
なるべく、なるべく、つかず離れず、彼女のこの先を見守りたい。。。。




メタボのお父さんを訪ねた。
ウインチェスターというお金持ちの地域の老人ホームにいる。
メタボの東京のアパートより広いのでは?という部屋をあてがわれ、お世話をしてくれるアジア人がちらほら。
5年ちょっと前から調子がおかしく、それが原因で片目失明。別の目も具合悪くほとんどぼやけた世界にいるらしい。
テレビも見れないし。
手紙も読めない。
そのため1人で歩く事が困難になり、車椅子。
足腰はどんどん弱くなった。



30年前、、、メタボのお父さんに初めて会うというので緊張して選んだ靴下、、クリスマスプレゼントだったな、、、、この色の靴下は履かないとはっきり言われたのを覚えている私は、相当、暗い性格なのか。。。。当時はびっくりした。今では事実として受け入れている。あのお父さん、、、痩せて。転んで。青い目の周りは真っ赤。見えない目で必死に食べようとする姿、、、こんな姿になっても、娘、、、メタボ妹( 精神病 )からお金をせびられている。。。。


メタボが車椅子を押して外に出ることにした。本当は毎日、少しでも外を回りたいだろうが、車椅子を押してくれる人がいない。メタボが来て良かったと思った。右いってまっすぐで、、、、え?これでは目指す教会には辿りつかないよーー 


「 ごめん、、、道、、、、忘れてしまった、、、」


あんなに道感覚が良かったお父さん、、、

ウインチェスターの有名な教会。立派な入場料が、、、大人が10ポンド!2000円近いーーー だいたい、、、お父さんは目が見えないし。。。それでも少しでいいから入り口だけにでも入れてもらおうと、強行に教会に入る。車椅子のお父さんはいきなりおしゃべりになり、日本から息子が来てくれてちょっとだけ教会を見せたい、、、2分だけ、、、そこはキリスト教徒の皆さん、、、それはそれは、、、少しだけならと別の入り口から無料で教会の中に入れてもらい、、、出口はあちらだと指を指された。。。



出口には寄付金を募るこんな物が、、、コンタクトレスカードで5ポンド!!
恐るべきウインチェスター、、、


目が見えていた時は教会にもよく来て、そのあと教会横のカフェに寄ったとの事でそのルートを辿る。
古い教会の横のカフェはモダンに作り直され別世界。
気がつくと外人は私だけ?!周りは白人のいかにも裕福そうで幸せそうな人たちばかり。


「 白人が多いですねー 」


お父さんに話しかけると、、、、


「 こうあるべきだから、、、」



メタボは立ち上がって水を取りに行った。。。。。
メタボとお父さんは政治観が正反対。ものすごい喧嘩に発展する。嫌な空気を悟った私、、、、



「 お父さんの部屋は暖かくて良かったですねー 」



車椅子を押して老人ホームに戻ると、ひっそりーーーーー 住人のみなさん、それぞれの部屋に戻ったのかな。。。誰もいない。スタッフもいない。しーーん。
そのまま車椅子をおしてお父さんの部屋に。。。
部屋はめちゃくちゃ。
だがそのように覚えているお父さん、、、物をどかされると逆ギレ。だれも何もできない。。。。




目が見えないお父さん、、、
夕方4時、、、
広い部屋に1人、、、
すごい音量のラジオをつけて、、、座った。。。。




あああ、、、
私はどこで年をとるのか。。。。。
この先、どうなっちゃうんだろう。。。
すごく不安になった。。。。



根暗ってダメだな。。。。
自宅に戻り、、、顔が真っ赤なメタボ、、、、興奮してる、、、、



「 お父さんにはまた会いに行くけど、、、あの差別用語をお父さんが口にするとは、、、殴りそうになったよ、、、信じられないよ。。。。 」


聞いた事もなかったその差別用語、、、
イギリスで使われる物で、アフリカ人とアジア人に対する物だそうで、、、、





え?
アジア人って私も入ってるじゃん?!