お母さんと京都−3

「　清水寺は6時に開きます。いかれるなら6時目指す事をお勧めします。」



タクシーの運転手さんに言われたものの、、、
お寺が6時から開く？
うっそーーーーー
正直、、、信じられなかった。


「　ホテルの朝食は6:30からでしょ。6時に清水寺には行けないわ。」


大食いの母親には朝食諦めて、、、というオプションはないか、、、
昨日よりは早めにホテルを出て、またタクシーにて目指すは清水寺！



しかし、、、





その時すでに遅し。



すでにお参りを済ませて戻って来る人達もチラホラ。
タクシーを降りてヨタヨタ坂を歩く母親を横目で通り過ぎる、、、、




黄色い帽子軍団ーーーー











こんな軍団にまみれては、ヨタヨタの母親は生き残れない、、、
清水寺、、、
諦めよう、、、絶対、、、、






無理、、、、





方向転換！
高台寺を目指す。



しかし坂道ーーーーー


こんなところに宿屋。



ここかあ、、、名前を聞いたことがあるお豆腐料理屋、、、



おーー　スタバも京都仕様。




ヨタヨタと後少しで高台寺ーーー　
駐車場のおじさんがこっちから入れと手招き。
こちらからだと階段を登らなくていいからと。


高台寺。
豊臣秀吉の奥さんが家康に建ててもらったお寺。
回れる部分は母親と回ったが、、、
90歳の母親には坂道、、、石段、、、、階段、、、、靴の脱ぎ着、、、、全てが難関。
結局、私が1人でサラッと見て回る事に。。。






高台寺と圓徳院を回るセットのチケットがあったにも関わらず。
ちゃんと聞いていなかった私、、、高台寺のチケットのみ購入。
すぐ横の圓徳院に寄るでしょうがあーーー　セットだと割引ーーー　知らなかったーーー

さて、、、
バス停を探す。


まよってたどり着いたのは、、、


八坂庚申堂。欲を我慢し、意欲に変える、、、という教え。手足が結ばれているカラフルな猿が(くくり猿) がこちらの売り！
カラフルなボールのような形となった猿が至るところに。
結婚式の写真撮り？！？！に遭遇か、、、、



いや、、、着物を着ている外人も多く。本当に結婚式なのかもう全くわからない。
偶然に遭遇の八坂の塔。


母親のふらふら歩き限界ーーーー
ラッキーにもタクシー拾えた。
目指したのは、、、



青蓮院


ここにはこんな襖絵が、、、、












この大胆な襖絵と、こじんまりしたお庭。ちょうどいい感じに風が吹き入る。
大人の世界。
ここには黄色い帽子軍団はいない。。。


さて、、、
知恩院が近いよ。




現存する木造門の中では日本最大。
大きいーーーーー！！！
ラッキーにも無料シャトルバスを見つけ上まで上がる。全てが大きく。圧倒された。





さて、、、
どうする。
どうする。
中途半端な時間。
お母さん、、、何がしたい？
今日はあなたの誕生日。。。。


「　あなたの行きたい場所でいいわよ。」


母親に具体案は無く、、、
それなら、、、、
タクシー拾って目指したのは京都の反対側ーーーー







釘抜き地蔵、、、、




なんでも、、、このお寺、、、、

弘法大師により始められたと、、、、弘法大師によって開かれた3つの井戸のうち、他の２つは場所がわかってないのだが、一つはここにあると。大昔、京都のこのあたり、、、北側は死体を埋める場所となっており、弘法大師は自ら掘り起こした井戸水を使い亡くなった人達を弔ったそうで。

自分がイギリスに住んでおり、母親の誕生日で一時帰国中。これからの事を色々迷っていると話しをすると、弘法大師のほった井戸で手を洗っていきなさいと声をかけていただき。
弘法大師が掘り当てた井戸の水で手を洗わせていただいた。。。


帰りは満員のバスに乗り込み京都駅前を目指す。
お誕生日だから何か特別な物、食べようよ！
バス、繁華街で降りてみた。





どこも外人だらけーーーー
結局、どこに行っていいのかリサーチ不足ーーーー
再度タクシー拾って京都駅前。





結局、落ち着いたのは京都駅前の地下街。連日通い続けている。








お母さん、、、
お誕生日おめでとう。
90歳かあ。。。


お母さん、、、夕飯、全て完食。