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【身体の科学】19:過剰に摂取した糖質は(ボノラート)

2012年05月16日 | 【身体の科学】

 

人体がエネルギー源として必要とするブドウ糖とグリコーゲンの
総量を上まわる糖質を摂取した場合、人体には糖質のまま
保管する器官が無いから、肝臓で代謝され、脂質に転換され、
そのまま肝臓の組織内にとどまる。

糖質(炭水化物ともいう)の取りすぎが、肥満を招くことは
良く知られているが、糖質が脂質に転換される肝臓の機能が、
肥満の理由である事実はあまり知られていない。


【脂肪肝の原因と対策】

肝臓に脂質が貯まり過ぎた状態を脂肪肝という。放置すれば
肝機能に障害を引き起し、最悪肝硬変に至る。

ビタミンB群に属するイノシトールかコリンの摂取不足が原因
となる。
アミノ酸の中ではメチオニンの不足が脂肪肝を起す。


【中性脂肪と高脂血症】

食事中の脂質の99%が、トリアシルグリセロールで、通常は
中性脂肪の名で知られている。残る1%が、細胞膜になる
リン脂質と、コレステロールである。

空腹時の血中に中性脂肪と総コレステロールが、高過ぎる量で
存在する状況を高脂血症といい、成人病の目安になっている。
原因が脂肪の摂りすぎである事は当然である。

ダイエットを始める時に、血液検査を受けて中性脂肪や
コレステロールの値を調べておけば、その数値の減少で
ダイエットの成功が確認できる。

ボノラート・ダイエットの場合は、なるべく事前に血液検査を
行い、中性脂肪や総コレステロールの値を確認しておくことを
推奨している。

ドイツで行った、ボノラートによる陸軍肥満兵20名を対象にした、
2週間の治験結果、全員が7キロ強の減量に成功しただけ
ではなく、中性脂肪・総コレスレロール・インスリン等の肥満に
関係がある、数値のすべてが減少していた。

 

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