ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

安倍総理って護憲派でしたっけ?

2007年08月06日 21時40分24秒 | Weblog
 今日、62回目のヒロシマ被爆の日になりました。
 被爆された方々の平均年齢も74歳(だったかな?)となり、マスコミは被爆体験の継承を言っていました。

 そんな今日はとてもくっきりと景色が見えた一日でした。かすみのない、そして雲も少ない天候です。まるでハイビジョンというかそんな素晴らしい景色が、360度全ての方向に見えました。
 なんだかとても不思議な気持ちにさせられます。
 そんな62回目のヒロシマ被爆の日です。

 広島市の集会には、安倍総理も参加しました。改憲派・安倍氏がどのようなことを語るのか注目していました。直前には久間氏が「原爆投下はしょうがない」と発言するなどしていますから。
 そんな安倍氏の口から出たのは「悲惨な経験を語り継ぐ、憲法の規定を遵守し、非核三原則をまもる」。
 ・・・・・ 憲法の規定を遵守? 確か、書き換えようって今回の参議院選挙では自民党の公約として強く訴えていましたよね。舌のねも乾かない内に出てきたのは「遵守」の言葉。
 ・・・・・ 誰がどう考えたって、ウソでしょう。でも、支持率急落の折、正直には言えないんですよね。今日の話、私は聞いていませんが「ややうわずった声」だったそうですね。
 今夜のニュース番組を今からゆっくり見てみたいと思います。そして、彼のその発言のシーンの顔をじっくり見てみたいと思います。
 一国の総理がウソを語る瞬間を。
 今後の政局がどう動くか分かりませんが、3年後に仮に憲法改正が実現し、改憲派の最もこだわる憲法9条が書き換えられた時に、安倍氏はどんな顔をして、その瞬間を迎えるんでしょうね。
 その意味で、今日の彼のウソつきの瞬間の顔をしっかり胸に刻みつけたいと思います。

 さて、話が大きくそれましたが、被爆者平均年齢74歳ということは、広く言い換えれば戦争体験者もそのくらいの平均年齢になります。戦争を語れる人がだんだん少なくなるということは、戦争が歴史上の史実のみになっていくということです。ナマ感覚・肌感覚で戦争を感じ取れる機会がなくなり、理屈で戦争を語る世代になってしまうということです。
 それは某漫画家の「ゴー○ニ○ム宣言」を一冊でも手にすれば、分かると思います。あの極めて危険な感覚の世界の共有者が増えるということです。

 62回目のヒロシマ被爆の日。
 厳粛な気分です。
コメント
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