ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今  032

2009年10月12日 23時47分22秒 | Weblog
 宮之城線自体の痕跡を追いかけることも大事ですが、その線路や駅に由来する人々の生活との関係も取りあげていかないと、文化としての鉄道の姿は薄れてきますね。

 まずは、008、009で紹介した天大橋。
 これは、宮之城線の存在を意識して造られています。ここに、駅があったわけではないので、それだけのことですが、線路の存在故に、周囲の建造物の形に影響があるというのはけっこう多いものです。

 続いて、022の薩摩白浜駅。
 写真の中心にモーターショップが写っています。ここから、左側へ道路が伸び、集落の間を抜け、川内川を渡る橋・白浜橋がかかっています。
 この橋、チョット珍しいので、後日、写真付きで紹介しますね。

 そして、楠元駅前にかかる東郷橋です。
 天候がぱっとしない日でしたが、水面がそれほど波だっていなかったので、橋の姿が川にも写っています。美しい景観です。
 
 モータリゼーションの波が世の中を覆う前に、人々の移動手段は限られており、これらの橋を渡って駅・鉄道を利用していたはずです。
 実は、宮之城線は、線路跡自体がなくなりつつありますが、実は、近隣の施設も続々となくなりつつあります。
 何号後になるのか分かりませんが、上樋脇駅のすぐ近くの橋も、幅が狭いため、10/1より全面通行止めとなり、新しい橋への掛け替え工事が始まりました。

 そんな姿も織り交ぜていけたらと思います。

 廃線シリーズがなんだか生活文化論的な世界に拡大しつつありますね。
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国鉄・宮之城線の今  031

2009年10月12日 23時38分40秒 | Weblog
 今度は楠元駅の入り口から東郷の側を写してみました。
 
 本名・東郷橋。通称・赤橋。
 橋の赤色が青空にはえます。
 
 この橋には歩道もセンターラインもなく1.5車線幅です。川内の町で飲んで、最終で酔っぱらった帰り、橋から川内川に転落した人はいなかったのでしょうか。

 私、この橋をよく通るのですが、通る度に、その狭さ故、そんなことを考えてしまいます。

 ただ、川内川にかかっている幾多の橋の中で、この橋が私は一番好きです。
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国鉄・宮之城線の今  030

2009年10月12日 23時26分05秒 | Weblog
 宮之城線は、川内川という九州第2の河川に沿って栄えた町をつないでいった路線ですが、そのルートは河川沿いというよりは、沿岸市町村の役場を中心とした中心部をつないでいくルートをとっています。
 この楠元駅は、旧川内市を出発して最初の町である薩摩郡東郷町(現薩摩川内市)の中心部が川内川をはさんだ対岸にあります。
 
 この写真は、その東郷の平和公園というちょっとした高台から撮影しました。
 手前には、東郷の町が写っています。
 赤い橋の左端にある小さな建物が楠元駅の跡です。

 この東郷からの利用者が多かったようです。
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国鉄・宮之城線の今  029

2009年10月12日 23時21分54秒 | Weblog
 楠元駅に着きました。
 ここは、駅舎・駅名の標示など様々なものがありますが、もちろん、当時のままではなく、コンパクトに移設してまとめられたものです。
 全く痕跡がないよりはいいと思うのですが、やはり少しは原型を意識してほしいなと思います。
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国鉄・宮之城線の今  028

2009年10月12日 23時11分40秒 | Weblog
 楠元駅に近づいてきました。
 その手前が100m以上にわたって、線路の山手側がコンクリートの土手になっています。
 いつ建設されたのか、見あたらなかったので、もしかすると間違いかもしれませんね。

 
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