ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今  042

2009年11月15日 23時03分38秒 | Weblog
 川内市街地の東側には、寺山という標高300m程度の山があります。頂上は広くなだらかになっていることから、牧場、自然の家、レストラン、公園、宇宙観測所があり、市民の憩いの場になっています。

 川内から東側に行くには、寺山の南側を通るか(県道42号線)、旧宮之城線跡の道路を通るかしないといけません。

 宮之城線は、川内川に沿って寺山の北側を回り込んで、寺山を超えていきます。楠元駅はその回り込む「てっぺん」みたいな位置にあり、ちょうど川内川の水運で開けた東郷の町と直接、橋でつながっていました。

 楠元駅を出ると、景色はすっかり農村地帯に変わり、のんびりとしたムードが漂い始めます。
 線路跡の道路は直線だし広いし気分もよく走れます。列車の運転手さんたちもそうだったのでしょうか。

 この日は、ちょうど稲刈りの真っ最中。
 何ヵ所かある境界標の近くでは、稲刈りの休憩でしょうか。作業服の方々が談笑されていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国鉄・宮之城線の今  041

2009年11月15日 23時00分10秒 | Weblog
 楠元駅を出ると、直線が続きます。しばらくは山沿いに沿って進みますが、途中に境界標を見つけました。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国鉄・宮之城線の今  040

2009年11月15日 22時57分39秒 | Weblog
 それでは、大口方面へ。
 次の駅は吉野山です。

 楠元駅跡の公園を後に、列車はゆるやかに右へカーブをとって行きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国鉄・宮之城線の今  039

2009年11月15日 22時53分27秒 | Weblog
 アップしないままに出発してしまうところでした。
 楠元駅の駅舎のすぐ近くにはこんなものもありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国鉄・宮之城線の今  番外編02

2009年11月15日 17時46分16秒 | Weblog
 そもそも私の生まれと育ちは宮之城線の走っている北薩地域には全く縁はなく、薩摩半島南部の某市でした。

 関係と言えば、さつま町の旧宮之城町・山崎という所に、おじが住んでいたことです。幼い頃、そのおじの家には、年に何回か遊びに連れていってもらったものです。
 西鹿児島駅(現鹿児島中央駅)までは国鉄で行き、そこからは国鉄バスで、郡山~入来峠~入来~山崎のルートを往復しました。自家用車のなかった我が家にとって公共交通機関に乗っていく見慣れない景色は、私にとってはとても楽しいものでした。
 今でも小山田の道路をまたぐ交通案内板や峠の急峻な道をあえぎながら登っていくバスのエンジン音、大馬越のひなびた景色、入来の武家屋敷など思い出します。

 そんなある時、帰りを鉄道でとなったのです。
 山崎からは鉄道は利用できません。特に、おじの家は川内川の西岸の集落にあります。薩摩山崎駅は山崎の中心部からかなり東側にあるので(祁答院側からの利用者の便を考慮したため?)、いったんバスで宮之城駅に向かいました。
 宮之城駅前はとてもにぎやかではしゃいでいたこと記憶があります。
 ここから川内に向かうのですが、はしゃいでいた割には、乗車してからの記憶はあまりありません。山中を抜けてばかりで、景色の変化の乏しいルートに退屈してしまったのかもしれません。

 そんな中でたった2つだけ覚えているのが、大きな川の向こうに低い山が見えたことと川内駅のプラットホームの強烈な臭さでした。
 宮之城線のルートを探っていくと、車窓から大きな川が見えるのは、薩摩白浜駅を出てすぐに線路と川内川が併行して走っていく2㎞程度の区間だけです。
 もうすぐ川内駅という場所。きっと車内で寝てしまった私を父か母のどちらかが起こした時に見えたのがこの景色だったのかもしれません。

 この後、就職してから川内の町に9年間住むことになり、異動で職場が川内になったり、この幼い頃にバスで通った道が通勤路になり・・・・・なんて全く考えもしないことです。
 ですから、宮之城線をたどっていくことは、私にとっては自分自身の歴史をたどっていくような感覚を伴ってもいるのです。
 現在、楠元駅までやってきています。
 多分、いやきっと、私の乗っていた列車に同乗していた人、道ですれ違った人など、今のぼくの人生に関係のある方々とも、どこかで出会っているはずです。
 人生の不思議を感じます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国鉄・宮之城線の今  038

2009年11月15日 00時39分53秒 | Weblog
 楠元駅は、その中央に東郷橋からの道が割り込み、線路跡の道路とT字形を成している。
 駅舎の反対側は駐車場と小さな児童公園になっている。
 
 この児童公園に見られたのが、境界標と枕木を使ったベンチ。
 よくある景色だが、遊ぶ子どもの姿はすぐそばに住んでいる子どもぐらいで、それほど利用されているふうでなかった。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする