ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

ふと思い出したこと

2006年02月18日 00時02分03秒 | Weblog
先週8日に作曲家・伊福部昭氏が91歳で亡くなり、14日に告別式が執り行われた。
あの「ゴジラ」シリーズの音楽を担当し、あの有名なちゃらら、ちゃらら、ちゃらららららら・・・の重厚なフレーズを生み出した方である。
私とは日常的に家族ぐるみの親交が・・・全くなかったが、妙にあ~と思った。ゴジラは私の幼年時代の娯楽映画の傑作だったからだ。
伊福部氏が亡くなられ告別式までの約1週間の間に、私の支持する社会民主党は党大会を開催し「自衛隊は違憲」などを含む社会民主党宣言を採択していた。
相変わらずというかむしろ先祖返りした感のある内容の宣言であるという印象がぬぐえなかったし、村山政権下での出来事を思えば「処分を撤回」では済まされないだろうと率直に感じた。
まさに社民党とその支持者にとっては大きな「失われた10年」だったし、これで幕引きとなるはずもないであろうものを私たちに残した。
さて、この2つの全く別個の事象がなぜ心にひっかかってしまったのか。思い当たる節があるので、縷々述べたい。
「ゴジラ」シリーズが銀幕に登場したのは1954年11月。3月アメリカの水爆実験によって日本の漁船が被爆した、第五福竜丸事件である。これを契機に全国的に原水禁運動が高揚した。「原爆許すまじ」が流行し、「二十四の瞳」が封切られた。戦後10年「岸壁の母」がヒットした年でもある。戦争・兵器の悲惨さが強調される一方で、朝鮮半島の緊張から7月に防衛2法が成立し自衛隊ができた。「違憲の自衛隊」は当然激しい論議を巻き起こした。
そんな時に「ゴジラ」は核兵器が産み落とした悪夢として描かれることで国民の共感を得ながらも、一方でその悪の存在・ゴジラに対してまっこうから対決していく正義の存在として描かれたのが自衛隊である。
ノンフィクション作家・日高恒太朗氏が著書で「(ゴジラは)発足したばかりの違憲の自衛隊を容認させるPRという使命を持っていた。怪獣映画は自衛隊のプロパガンダ映画だった」と指摘している、ということを思い出した。
ゴジラ大好き少年の私の心には自然と、核兵器の恐ろしさと自衛隊のカッコよさ(しかし悲しいくらいに弱い)という矛盾する要素がすり込まれた。ゴジラは後に正義の味方になっていくが、防衛軍たる自衛隊なんかよりも私は純粋にゴジラの活躍を期待し続けていた。
しかし実はそれは様々な矛盾をさらに拡大していくだけであり、本質的には何も変わらないということが放置され続けたとも言える。
つまり、正義としての自衛隊が違憲か否かという論議が、映画ゴジラの作曲家が亡くなったというこの時期に再び論議として打ち出されることに妙な感慨を覚えてしまったのである。伊福部氏とは何の関係のないにも関わらず。
とりとめのない話になってしまった。お許しを。伊福部氏のご冥福を祈りたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の使者が八重にもやって来た!

2006年02月15日 22時02分56秒 | Weblog
ホー、ホケキョ。
その声に目が覚めました。いつもならふとんにしがみついている私も今朝だけはふとんからさっと出ると窓の方へ。
すると、外は真っ白。深い朝霧に周囲は包まれていました。
もちろん声の主の姿が見えるはずもありません。しかし、その美しい声は朝霧と相まって、私の心に春の訪れを感じさせました。
春の使者が八重にもやって来ました。

今朝の気温は鹿児島地方気象台が16.3℃。県内全ての観測点で10℃を上回ったそうです。
5月中旬並の暖かさだそうで、なるほど、ふとんからさっと出られたはずです。

春の使者と言えば、梅や桃の花。阿久根・大川、薩摩川内・水引のしだれ梅もそろそろピークを迎えるようです。でも、今日一日の雨で花びらが散ってしまわないかちょっと心配です。
春と言えば、昨日アップしたようにタイガースの前田大和選手には春が来たようですが、トリノで奮闘している日本選手団にはまだやって来ていないようですね。
そろそろ・・・と期待をかけていますが、今夜あたりどうなんでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前田大和、がんばれ!

2006年02月14日 22時14分14秒 | Weblog
デイリースポーツ 06年02月14日号より
 阪神・高校ドラフト4巡目の前田大和内野手(18)=樟南高=が、シート打撃でプロ“初ヒット”を放った。
 前田大は「まぐれです」と気を引き締めるが、はつらつルーキーを、島野2軍監督も絶賛だ。「ええやろ、あの金の卵。反応よく打っとった。何より守りがいい。球さばきは抜群や。(中日に入団した時の)立浪以上や」と大きな眼をギョロリと光らせた。
 まだまだ課題もある。「(辻本)賢人がこの1年間で10キロ太ったそうなんです。僕もウエートなどでしっかり体づくりをしていきたい」と前田大が言う。金の卵のプロ人生は、まだ始まったばかりだ。

昨秋のドラフトで鹿児島からタイガースに入団した前田大和選手がデイリースポーツでとりあげられました。しかも、あの島野育夫氏から新人に対しては最高の賛辞もいただきました。今後、怠ることなく精進し定位置を獲得してほしいですね。
さて、今年のタイガースは投手陣・野手陣の層もさらに厚みを増し、レギュラー争いも熾烈になっています。この猛虎たちが今年もきっとペナントレースをにぎわしてくれることでしょう。
もちろん、私は今年の夏も甲子園に乗り込みますぞ。去年は雨天中止だっただけに、2年分の応援をさせてもらうつもりで、タイガースグッズに身を固めていきます。 がんばれ、前田 がんばれ、タイガース
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色彩豊かなこの季節

2006年02月13日 23時58分12秒 | Weblog
 地元紙・南日本新聞で韓国岳(からくにだけ・1700m)が夕日に映えて桜色になるという記事があるとのこと。その写真を勝手にアップしました。樹氷に夕日が映える美しさは想像しただけでも神々しいものを感じます。まさに自然の成す奇蹟でしょう。
 鹿児島は京都などのように「紅葉」では今ひとつ弱い面があります。確かに秋の嵐山・三千院など紅葉の透き通るような「紅」が鹿児島にあるはずもなし。
 でも、こういった透明感のある紅葉こそないものの、今の鹿児島は四季の中で最も「紅」を感じられるのではないでょうか。力強さというか、どっしり感というか、そんな「紅」を感じることができます。
 明日、天候がよければ写真をアップしますね(今朝が最高によかったのにな)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リニューアルオーブンしました。

2006年02月12日 21時45分00秒 | Weblog
お久しぶりです。1ヶ月せきをしまくった挙げ句、風邪をこじらせて入院寸前までいきましたが、なんとか生きております。
どこかに油断があったんでしょう。6年間の専従生活が終わる・・・口ではラストスパートと言っても、体は正直に反応したんだと思ってます。6年間の疲れがどっと出てきたのかもしれません。
昨日、久しぶりに会った友人から「復帰に向けて勉強してんじゃないの?」と言われましたが、その気は全くなしです。切り替えの下手くそな方なんで器用なことはできません。
世間は「鳥の檻」んピックで騒いでいるようですが、我が家では外を吹く風の方がずっと騒がしいのです。おかげでカラスは飛んでこないんでいいのだけど、風がぴゅーと吹くたびに揺れる我が家。
それで「風わたる」と名付けてみました。いろいろ勝手に語るけど、水に流して、否、風に流してくださいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする