元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
カツラ・7~街路樹
南大沢中郷公園南の道路には「カツラ(桂)」が植えられている。カツラはカツラ科カツラ属の落葉高木で、ハート型の葉が可愛らしく黄葉の時期には甘い香りを漂わせるのが嬉しい。ここの街路樹は柚木街道大田平橋から清水入緑地北の南大沢交差点付近まで約2キロ続いているが、黄葉は既に終盤で葉はかなり散ってしまった。
さて以前にも触れたが、東京の銀座通りのヤナギ並木がカツラ並木に変わりつつある。銀座の街路樹は、明治時代初期はサクラやマツだったが土地に合わず全て枯れ、すぐにヤナギに変えられた。しかし大正10年(1921年)の車道拡幅の際に全て引き抜かれ、再びヤナギが植えられたのは昭和7年(1932年)だった。その後、ヤナギ並木は長く続いたが、樹の老化や電線地中化工事などに伴い、上空をスッキリさせるという意図で低木のシャリンバイなどに植え替えられてきた。
このたび2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前にした景観整備の一環として、銀座通連合会と国交省東京国道事務所が『銀座通りにふさわしい大きな“景”をつくる』『冬のイルミネーションに似合う』などの条件に合う樹を探し、円錐形の美しい樹形に育つカツラを選んだ。ヤナギ復活を願う声も多かったようだが、今の銀座には川が無く水を好むヤナギの育成は困難と判断したようだ。植樹されるのは中央通りの銀座1~8丁目の約1キロで、道路の両側に約140本植えられる。東側の半分は昨冬に植え替え済みで、東側の残りの半分と西側全部を来年3月までに終える予定とのこと。銀座のカツラの新緑や黄葉をその香りとともに楽しみたい。
さて以前にも触れたが、東京の銀座通りのヤナギ並木がカツラ並木に変わりつつある。銀座の街路樹は、明治時代初期はサクラやマツだったが土地に合わず全て枯れ、すぐにヤナギに変えられた。しかし大正10年(1921年)の車道拡幅の際に全て引き抜かれ、再びヤナギが植えられたのは昭和7年(1932年)だった。その後、ヤナギ並木は長く続いたが、樹の老化や電線地中化工事などに伴い、上空をスッキリさせるという意図で低木のシャリンバイなどに植え替えられてきた。
このたび2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前にした景観整備の一環として、銀座通連合会と国交省東京国道事務所が『銀座通りにふさわしい大きな“景”をつくる』『冬のイルミネーションに似合う』などの条件に合う樹を探し、円錐形の美しい樹形に育つカツラを選んだ。ヤナギ復活を願う声も多かったようだが、今の銀座には川が無く水を好むヤナギの育成は困難と判断したようだ。植樹されるのは中央通りの銀座1~8丁目の約1キロで、道路の両側に約140本植えられる。東側の半分は昨冬に植え替え済みで、東側の残りの半分と西側全部を来年3月までに終える予定とのこと。銀座のカツラの新緑や黄葉をその香りとともに楽しみたい。
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