南大沢5丁目の遊歩道に植栽されている「トネリコバノカエデ(とねりこ葉の楓)」。ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木で、学名の“Acer negundo”から「ネグンドカエデ」とも呼ばれている。雌雄異株で樹高は20メートルを超えるものもあるようだが、これはせいぜい3メートルほど。葉の様子からはカエデの仲間とは思えないが、果実を見るとその仲間だというのがわかる。しかし残念ながらカエデのように紅くならない。北アメリカ原産で日本には明治時代以降に入ってきたが、葉がトネリコに似ていることから名付けられた。英名は“Ash-leaved maple”で“Ash”はトネリコのこと。
道端で良く見掛ける「ヨモギ(蓬)」だが、写真はヨモギシロケフシタマバエによって作られた球状の虫こぶで“ヨモギハシロケタマフシ(蓬葉白毛玉五倍子)”と呼ばれるもの。直径6~7ミリで葉や茎に形成され周りは白い毛で覆われている。ヨモギにはその他にも、ヨモギクキコブフシ、ヨモギクキワタフシなどの虫こぶがある。ヨモギはキク科ヨモギ属の多年草。