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ガマズミ・4~果実

 小山内裏公園の遊歩道脇に多く植栽されている「ガマズミ(鎌酸実・莢迷)」。ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木で、夏に純白の小さな花を咲かせ、秋に真っ赤な果実を稔らせる。果実には天然のクエン酸やリンゴ酸が含まれていてこのままではとても酸っぱいが、果実酒などにすれば美味しく楽しめるようだ。
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エダウチスズメノトウガラシ・1~花

 堀之内寺沢里山公園の畦道に咲いている「エダウチスズメノトウガラシ(枝蔚雀の唐辛子)」。アゼトウガラシ科(←ゴマノハグサ科)アゼトウガラシ属の一年草で、従来はスズメノトウガラシとされていたが、今はヒロハスズメノトウガラシ(広葉雀の唐辛子)とこのエダウチスズメノトウガラシに分けるのが一般的になっている。スズメノトウガラシの名前をどちらかに残すと混乱を招くため両者の特徴を冠することになった。
 “ヒロハ”と“エダウチ”の違いを当地の植物専門家に伺うと、“ヒロハ”は文字通り葉の幅が広く、“エダウチ”は“ヒロハ”よりも茎が良く分枝することから名付けられているとのこと。エダウチスズメノトウガラシの花は唇形で下唇は淡紅紫色を帯びヒロハスズメノトウガラシよりも長くなる。花期は8~10月であり、写真は咲き残りで状態が悪かったので、来年は盛期に撮り直すことにしよう。ちなみに“雀の唐辛子”の名前は、この果実が細長く唐辛子のように見えるが、アゼトウガラシ(畔唐辛子)と区別するために“雀が食べる唐辛子”という意味で付けられた。また“エダウチ”の名前は今回初めて知ったが、専門家によると他にエダウチチヂミザサ、エダウチネズミムギ、エダウチヤマモモソウ、エダウチチカラシバ、エダウチチゴユリ、エダウチミゾシダなどがあるそうだ。
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