元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ヒヨドリジョウゴ・3~果実
久し振りに見ることができた「ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)」の果実。花は良く見掛けているが、果実が出来る前に刈られることが多く、今年見ていた南大沢4丁目でもすっかり刈られてしまった。ここは長沼公園“柿の木谷戸”で、草刈りが行われるような場所ではない。ここなら来年も花や果実が見られるだろう。果実は液果で直径は7~8ミリ。ヒヨドリが群がって酒飲みのように騒ぐという意味で名付けられているが、特にヒヨドリが好んで食べると言うことでもない。果実は有毒で誤食すると頭痛や嘔吐を引き起こす。ヒヨドリジョウゴはナス科ナス属のつる性多年草。
コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )
オジギソウ・3~葉
先日、「オジギゾウ(お辞儀草・含羞草)」の可愛い花や剛毛の果実を観察したが、やはり名前の由来になっている“葉”を撮っておかなければならないだろう。写真はオジギソウの葉に触れて葉がだんだん閉じている様子だが、これから基部の小葉の数枚が閉じて全体が垂れ下がる。そして20分もすればまた元の状態に戻っていく。この仕組みは、葉に接触の刺激があると電気信号のように運動器官である主葉枕(しゅようちん:葉柄の基部で空気枕のようなもの)に伝わり、その細胞の中の水分が移動することによって小葉が閉じて垂れ下がるということらしい。またネムノキと同じように夜は葉を閉じて眠る。植物はとても不思議で面白い。オジギソウはマメ科オジギソウ属の多年草(寒冷地では一年草扱い)。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )