先日、閉鎖花を観察した「センボンヤリ(千本槍)」。キク科センボンヤリ属の多年草で1週間後に訪れてみると既に果実が出来ていた。冠毛は長さ7~8ミリで果実は5ミリほど。この果実が野にたくさん生える様子を、大名行列の“毛槍”に喩えて名付けられている。春型の開放花は高尾山で見たことがあるが、来春はここで咲くのを楽しみにしよう。
イロハカエデやモミジバフウの紅葉のような派手さは無いが「ケヤキ(欅)」の紅葉もまた味があって美しい。ケヤキはニレ科ケヤキ属の落葉高木で、高さは25メートルを超えるものもある。ケヤキの語源は“けやけき(尊い、顕著な、際立っている)木”で、その樹形の美しさや巨木になることから、日本各地でシンボルツリーやご神木にされているものも多い。ここは首都大学東京のキャンパス。