元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
キジョラン・3~種髪
キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属の「キジョラン(鬼女蘭)」。この種髪の様子を鬼女の乱れた髪に見立てて名付けられている。“ラン”の名が付くがラン科ではない。去年の夏に、高尾山“3号路”でその花を初めて見たが、高尾山にはキジョランが多いと知り、果実の姿を求めてまた登ってきた。この日は“2号路”から“3号路”を進んだが、“2号路”ですぐに大きな葉を見つけ、その後、登山道のいたるところで見られることにいささか驚いた。これならすぐに果実が見つかると期待したが、行けども行けども大きな葉だけで果実が見つからない。そして“3号路”の半ばで大きな種髪を発見。周りにも7~8個の種髪がある。『やっと、見つけた。』と小躍りしてあたりを見回すが、何故か種髪は見えども果実が見えぬ。この後“5号路”“4号路”“6号路”と下ってきたが、結局、最後まで果実は見つからなかった。まあ、とりあえず種髪が見られただけでも十分な成果。果実は次回の宿題にしよう。種子の長さは1.5センチほどあり綿毛の長さは2センチ以上はある。果実は成長するまで1年以上掛かるので、この種髪は一昨年に咲いた花のものになる。
コメント ( 24 ) | Trackback ( 0 )