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トラノオシダ・1~小山内裏公園

 小山内裏公園“内裏池”付近の石垣に着生している「トラノオシダ(虎の尾羊歯)」。チャセンシダ科チャセンシダ属の常緑性シダ植物で日本各地の路傍や林縁で見られる。葉の長さは15~20センチと小型で、胞子嚢を付ける葉は長く、胞子嚢を付けない葉は短くなる2形になる。細かく切れ込んだ葉が垂れ下がる様子を虎の尾に見立てているが、小型のシダなので猫の尾くらいが適当か。ちなみに科名、属名のチャセンシダは、その葉が束になり叢生するので、茶道具の茶筅に見立てて名付けられた。
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ノキシノブ・2~ソーラス

 ウラボシ科ノキシノブ属の「ノキシノブ(軒忍)」。葉の長さは10センチほどで、ソーラス(胞子嚢群)は葉の先端側半分に30~40個付く。ソーラスのひとつのかたまりの直径は3~4ミリで包膜は無く、胞子嚢のひとつの直径は0.2~0.3ミリ。その中に直径わずか0.05ミリほどの胞子が詰まっている。
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フサザクラ・3~冬芽

 高尾山“4号路”の吊り橋の上から見られる「フサザクラ(房桜)」。フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木で冬芽は濃赤紫色。長さは1センチほどで維管束痕は5~6個見える。フサザクラは雌雄同株で、春に花弁の無い風変わりな花を咲かせる。
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