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ヨウコウ・3~バス通り

 毎年、楽しみにしている長池公園前バス通りの「ヨウコウ(陽光)」。長池見附橋付近から南大沢南交差点付近までの約1キロの坂道に植栽されている。ソメイヨシノより早く咲き始め、花は長く楽しめる。ヨウコウはバラ科サクラ属の落葉高木で、アマギヨシノ(天城吉野)にカンヒザクラ(寒緋桜)を交配させたもの。早咲きや濃い紅色はカンヒザクラの血筋を受け継いでいるのだろう。ちなみにアマギヨシノはオオシマザクラ(大島桜)を母とし、エドヒガン(江戸彼岸)を父としているが、ソメイヨシノは同じ組み合わせでもオオシマザクラを父とし、エドヒガンを母としている。
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ハナネコノメ・4~葯

 私が初めて高尾山に登ったのは横浜在住の頃の小学校の遠足。山麓でお土産用の木のストックを買い、頂上直前の階段をみんなで登った光景を今でもかすかに覚えている。当時は三角形のペナントや山をかたどったバッジがお土産の定番だった。その後、何十年も高尾山とは縁が無かったが、40歳台半ばで多摩ニュータウンに新居を構え、2回目の高尾登山は50歳を過ぎてから。家から1時間の距離でもあり、それからは毎年1~2回登っている。
 今の会社の連中とは9~10年前に2回、夏のビアマウントで喉を潤し、友人家族達とは“うかい鳥山”でいろり炭火焼を満喫した。頂上から我が家までがちょうどハーフマラソンの距離(21.1キロ)なので、8年前に走ったこともあった
 今年は2月に続いて2回目。小学生の時から数えてみると通算16回目になる。リタイア後は毎月1回ペースで高尾山の四季を楽しみたいと思っている。2月に登った時、私よりも高齢と思しき女性がお供の方に『私は1年間に200回登っていますよ。それでも165日もお休みがあります。』と話しているのが聞こえてきた。高尾登山者にはつわものが多い。
 写真は“6号路”で見られる「ハナネコノメ(花猫の目)」。先月は蕾を見ており開花を楽しみにしていたが、暖冬の影響で花は既に終盤。蕊の赤い葯がどの花も落ちている。6号路には何ヶ所か群生があり、それらを丹念に探してやっと見つけた花。赤い葯がややくすんだ色ではあるがまだ残っていて大喜び。ハナネコノメはユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。
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ヤマネコノメソウ・1~開花

 南大沢八幡神社下の松木日向緑地に生育する「ヤマネコノメソウ(山猫の目草)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、果実の様子を猫の目に見立てて名付けられている。この日は高木になったハナノキの様子を確認のために雑木林に踏み込んだところ、偶然足元に咲いているのを見つけた。
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