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フサザクラ・4~鮎道

 小山内裏公園“鮎道”で見られる「フサザクラ(房桜)」。フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木で、日本では1科1属1種の珍しい植物。世界でも3種しか無い。花弁や萼片の無い“無花被花(裸花)”で雄蕊と雌蕊からなる。写真は雄蕊の様子でカツラの雄花とそっくりだが、カツラが雌雄異株であるのに対してフサザクラは雌雄同株。写真の雄蕊が花粉を出し終わると雌蕊が伸びてくる。当地ではこの1株しか確認しておらず、高尾山“4号路”の吊り橋の下にあるのを見ている。
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カツラ・9~雄花

 上柚木公園“陸上競技場”前の広場に植栽されている「カツラ(桂)」。カツラ科カツラ属の落葉高木で雌雄異株。写真は雄花の様子で花弁や萼片が無く雄蕊だけが伸びている。この花の構造が進化が少ない原始的な植物と考えられて、新エングラー体系ではモクレン目に、クロンキスト体系ではマンサク目に含まれていたが、APG体系では中核真正双子葉植物のユキノシタ目に含まれており、従来の体系よりはずいぶん進化した位置にある。雌花の様子はこちら
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