元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ヤマルリソウ・5~長沼公園
長沼公園“中尾根”の山道で見つけた「ヤマルリソウ(山瑠璃草)」。ムラサキ科ムラサキ属の多年草で、早春に直径1センチほどの花を咲かせる。当地では蓮生寺公園や上柚木公園で見ており、高尾山でも多く見られるが、長沼公園では初めて見たので記録のために撮っておいた。
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ヤマイタチシダ
鹿島緑地の林内に生育している「ヤマイタチシダ(山鼬羊歯)」。オシダ科オシダ属の常緑性シダ植物で、東北~九州地方まで広く分布している。葉柄の長さは40センチほどで、表面の葉色は深緑色。イタチシダの名が付く種には、ヒメイタチシダ、オオイタチシダ、ミヤマイタチシダ、ナガバイタチシダなどがあり、イタチシダはその総称になる。この仲間の特徴は、最下羽片の後部第1小羽片が第2小羽片よりも長くなる。逆に最下羽片の後部第1小羽片が第2小羽片よりも短ければベニシダの仲間になる。“イタチ”の名は基部鱗片のモジャモジャな様子をイタチ(鼬)の手足に見立てたようだ。
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イヌガンソク・1~胞子葉
長池公園外周バス通り沿いの林縁で見つけた枯れたシダ。この特徴ある形は「イヌガンソク(犬雁足)」の胞子葉だろう。コウヤワラビ科(←イワデンタ科・オシダ科)コウヤワラビ属の夏緑性のシダ植物で、北海道から九州まで広く分布している。“雁足(がんそく)”とは、山菜のコゴミ(屈)の名で知られるクサソテツ(草蘇鉄)のことで、その胞子葉が雁の足に似ていることから名付けられている。イヌガンソクの胞子葉も雁の足に似ているが、食用にされず役に立たないことから犬の名前を付けられてしまった。長池公園では園内でもイヌガンソクを見たことがあった。
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