マメザクラ

　長池公園“ぼうけんの道”の雑木林で咲き始めた「マメザクラ（豆桜）」。バラ科サクラ属の落葉小高木で、その名の通り樹高は低くヤマザクラのような大木にはならない。また下向きに咲く花も小振りで、満開になってもソメイヨシノなどのような華やかさは無い。富士山周辺や箱根などに自生していることから「フジザクラ（富士桜）」や「ハコネザクラ（箱根桜）」とも呼ばれている。
　さて30年以上勤めた以前の会社も今の会社もずっと国内勤務であり、プライベートでも海外旅行はほとんど行かないが、パスポートは期限到来毎に必ず更新していた。ところが有効期限が到来した一昨年4月に更新せず最近まで失効状態だった。実はその頃、2020年春頃からパスポートの査証ページに葛飾北斎の『富嶽三十六景』が採用されるというニュースがあり、その間、海外旅行の予定も無かったのでそれを待つことにした。そしてついに先月から新デザインパスポート申請が始まり、早速手続きして新しい10年パスポートを入手した。査証ページには『富嶽三十六景』の“江戸日本橋”“神奈川沖浪裏”“凱風快晴”“甲州三坂水面”など24作品が印刷されており、富士山好きの私にはたまらない。これから更新される方は新デザインのパスポートになるのでお楽しみに。

ツクバトリカブト・5～新芽

　キンポウゲ科トリカブト属の「ツクバトリカブト（筑波鳥兜）」。写真は根生葉の様子でこれがニリンソウのものと良く似ている。ニリンソウも同じキンポウゲ科で有毒だが、トリカブトほど強毒ではなくその若葉を晒して食用にできる。その際にニリンソウの葉とトリカブトの葉を見間違えて嘔吐などの食中毒を引き起こし、最悪の場合、死亡事故にもなる。