元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ハタザオ
鑓水小山緑地の日当たりの良い野原で見つけた「ハタザオ(旗竿)」。アブラナ科ハタザオ属の多年草で草丈は50~60センチになり、すらりと伸びた姿を旗竿に見立てている。草丈に比べて花は小さく直径は7~8ミリ。アブラナ科らしい十字花になる。葉は披針形で基部は茎を抱く。茎の上部の葉には毛が無く根生葉には毛がある。果実は細長く茎に沿って出来て中の種子は2列に並んでいる。ヤマハタザオ属のヤマハタザオの葉や茎は有毛で、果実の中の種子は1列になる。
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ミヤマナルコユリ
小山内裏公園“鮎道”で見掛けた茶色い縞の入った葉。葉の下に小さな蕾が出来始めているがナルコユリの仲間のようだ。ミヤマナルコユリの一種で園芸業界で“カラスバミヤマナルコユリ(烏葉深山鳴子百合)”として重宝されている種がある。これまで気付かなかったが、気にしていると、下柚木の雑木林、長池公園“ぼうけんの道”、堀之内沖ノ谷戸公園でも見つけた。
しかし2~3週間後に、改めてその葉を見に来ると、縞模様の葉がすべて無くなっている。どうやら若葉の頃、葉緑素の生産が間に合わずに茶色の縞模様になっていたが、次第にその葉は普通の緑色になるようだ。つまりこれは普通の「ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)」との結論。ミヤマナルコユリはキジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)ナルコユリ属の多年草。
しかし2~3週間後に、改めてその葉を見に来ると、縞模様の葉がすべて無くなっている。どうやら若葉の頃、葉緑素の生産が間に合わずに茶色の縞模様になっていたが、次第にその葉は普通の緑色になるようだ。つまりこれは普通の「ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)」との結論。ミヤマナルコユリはキジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)ナルコユリ属の多年草。
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ウチワゴケ
コケシノブ科アオホラゴケ属の「ウチワゴケ(団扇苔)」。コケの名が付いているが常緑性のシダ植物。高尾山に生育すると聞いていたので、訪れるたびに気にしていたがなかなか見つからなかった。この日は裏高尾“蛇滝”付近で見つけ、その後“6号路”でも見ることができた。名前の通り団扇のような形でその幅は1センチほど。縁は不規則に裂けて、扇形からハート形など、葉ごとで違いが見られる。ウチワゴケは山地内の湿った樹幹や岩肌に生育し、根茎は針金のように細く黒っぽい毛が密生する。
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