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ハクウンボク・3~望地公園

 望地公園の外周で咲き始めた「ハクウンボク(白雲木)」。エゴノキ科エゴノキ属の落葉高木でエゴノキより一足早く5月上旬に開花する。花はエゴノキにそっくりだが、その葉は丸くて大きく直径20センチほどある。当地では南大沢3丁目、5丁目、上柚木の湯沢歩道橋付近などでも見られる。

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ヒトツバタゴ・4~奇形

 別所地区の住宅地で並木になっている「ヒトツバタゴ(一葉たご)」。モクセイ科トネリコ属の落葉高木で5月初旬に純白の集散花序を多数付ける。通常の花は4深裂するが、いくつかの枝の葉が深緑色でくしゃくしゃになっており、その先に付いた花は4深裂せず小さく固まっている。ネット検索ではヒトツバタゴの虫こぶや病気は見当たらないが、葉や花の様子からおそらくそれらの影響だろう。
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テマリカンボク・2~開花

 南大沢東緑地付近の道端で見られる「テマリカンボク(手毬肝木)」。ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木で、カンボク(肝木)の両性花がすべて装飾花になったもの。花はオオデマリのように見えるが、その葉は3裂しており丸い葉のオオデマリとは異なる。
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ベニツルスミレ

 高尾山“1号路”の斜面に植栽されている紅色のスミレ。葉形からエイザンスミレのようだが花色が鮮やかな紅色でエイザンスミレとは異なる。これはエイザンスミレとベニバナナンザンスミレ(紅花南山菫)の人工交配種で「ベニツルスミレ(紅鶴菫)」の名前で流通する園芸品種。高尾山には自然のスミレ品種が多いので、わざわざこの登山道に園芸品種を植栽するのもいかがなものとは思うが、参考までに載せておこう。ベニバナナンザンスミレはエイザンスミレの園芸品種という説と、九州、対馬に自生するという説があるが、いずれにせよ高尾山には無かった品種。
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