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シロヤブケマン・2~奥高尾

 ケシ科(←エンゴサク科)キケマン属の「シロヤブケマン(白藪華鬘)」。昨年、長池公園で生育を確認していたが、奥高尾“逆沢作業道”でも見ることができた。ムラサキケマンの変種で、花弁の先端が紫色でそのほかは白くなる。この界隈ではミヤマキケマンが多く見られるが、本種はあまり多くないと思われる。
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ヤマウツボ

 高尾山“4号路”に生育している「ヤマウツボ(山靫)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)ヤマウツボ属の多年草で、葉緑素を持たず樹木の根に寄生する。花茎は高さ15センチほどで、長さ1.5センチほどの細長い唇形花を多数付ける。写真は終盤の様子だが、かろうじて上部に花が残っていた。
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ヤセウツボ

 大栗川遊歩道で多く見られる「ヤセウツボ(痩靫)」。ハマウツボ科ハマウツボ属の一年草で、葉緑素を持たない寄生植物。南ヨーロッパ原産で日本では昭和12年に千葉県で確認され、その後、本州以南に拡がっている。マメ科やキク科植物を宿主にするが、写真ではマメ科のシロツメグサの葉が見える。草丈は20センチほどだが大きいものは50センチを超えることもある。外来生物法により要注意外来生物に指定されている。
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アリドオシ・2~開花

 小山内裏公園で見られる「アリドオシ(蟻通し)」。アカネ科アリドオシ属の常緑低木で4~5月に葉腋に筒状の花を1~2個付ける。花の長さは1.5センチほどで先端は4裂している。枝には鋭い棘があり、アリをも刺し貫くという意味で名付けられている。果実は冬に赤く熟し、センリョウやマンリョウと並んで「イチリョウ(一両)」の別名がある。ちなみにヤブコウジがジュウリョウで、カラタチバナがヒャクリョウと呼ばれる。
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