goo

コチャルメルソウ・3~花後

 新型コロナ感染防止には、三密(密閉、密集、密接)を避け、手洗いをしっかり行うこと。更にうがいも咽頭の粘膜に付着したウイルスが体内に侵入する前に体外へ排出する効果が期待できる。やれることは何でもやろう。
 写真はユキノシタ科チャルメルソウ属の「コチャルメルソウ(小哨吶草)」。春に20~30センチの花茎を立ち上げ変わった形の小さな花を総状に付ける。花後の果実の形がチャルメラに似ていることからの命名だが、写真はその直前の様子。若い果実の上部が裂け種子が見える。裂けた部分は赤い唇に見え、上を向いて『ガラガラガラ~』とうがいをしているようだ。これは裏高尾“日影林道”のもの。

『唇よ、熱く君を語れ』
作詞:東海林良 作曲・歌:渡辺真知子 昭和55年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
コメント ( 26 ) | Trackback ( 0 )

ハナネコノメ・6~種子

 ユキノシタ科ネコノメソウ属の「ハナネコノメ(花猫の目)」。ネコノメソウは果実が裂開して中に見える種子が“猫の目”に見えることから名付けられているが、このハナネコノメもそう見えるかどうか果実の裂開を待っていた。花後の果実の姿が長かったが、高尾山“6号路”の群生を探していてやっとひとつ薄目の猫を見つけた。果実の横幅は4~5ミリなので中の種子の一粒は0.5ミリ程度だろう。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

ヨゴレネコノメ・3~種子

 裏高尾“蛇滝”付近の水辺に生育する「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で、写真は果実の様子。既に裂開して種子が無くなっているものもあるが、直径1ミリにも満たない赤い種子がわずかに残っていた。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

エンコウソウ

 片倉城跡公園の池に拡がっている黄色い花。初めはリュウキンカ(立金花)と判断していたが、植物に詳しい当地の方に、これは「エンコウソウ(猿猴草)」だとご指摘を頂戴した。エンコウソウはリュウキンカの変種で茎がテナガザルのように横に長く拡がり先端が斜上して花を付ける。この写真を撮った時は気付かなかったが、葉に隠れて茎は長く伸びていたようだ。原産地は日本、朝鮮半島、千島列島などで、冷温帯の水辺や湿地に生育する。花弁のように見えるのは萼片で花弁は無い。良く似たヒメリュウキンカはキンポウゲ科フィカリア(Ficaria)属でヨーロッパ原産。日本には園芸用に渡来した。ヒメリュウキンカには萼片の外側に更に3枚の萼片があり、開花後にすぐに脱落する。リュウキンカと同じようにエンコウソウにも萼片の外側には3枚の萼片が無い。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

ウズラバタンポポ

 大栗川“番場橋”付近の遊歩道で見つけた「ウズラバタンポポ(鶉葉蒲公英)」。キク科ヤナギタンポポ属(またはエゾコウゾリナ属)の多年草でヨーロッパ原産。日本では1999年に横浜市で確認され、その後、各地で野生化している。ここでは少し先の花壇に植栽されており、そこから逸出したようだ。ヘラ形の葉に鶉の卵のような斑点があることから名付けられている。花はタンポポというよりはブタナに似ている。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )