読書録「歴史を変えた誤訳」2
著者 鳥飼玖美子
出版 新潮OH!文庫
p132より引用
“ 通訳者はふたつの異なった言語のかけ橋
となるのが使命であり、四苦八苦ときには七
転八倒さながらにオリジナルの発言を訳し、
異文化、異言語の聞き手に可能なかぎり正確
に理解してもらおう、と努力する。少なくと
も、そのはずである。
しかし、ときにそうならないことがある。
状況によって、故意に違った内容に訳される、
という信じられないことが、これまでも起き
ている。”
目次より抜粋引用
“歴史をかえた言葉
外交交渉の舞台裏
ねじ曲げられた事実
まさかの誤訳、瀬戸際の翻訳
文化はどこまで訳せるか”
通訳者である著者による、世界情勢に大き
な影響を与える通訳の、失敗や苦労を記した
一冊。他社刊行作「ことばが招く国際摩擦」
改題・加筆文庫版。
歴史上の誤訳による外交の変化から通訳の
持つ役割についてまで、時折ユーモアを交え
て書かれています。
上記の引用は、事実が通訳によって捻じ曲
がることについて書かれた章での一節。
どれほど相手との関係をよくしようとしても、
間に立つ人に関係悪化を画策されては、良く
なりようがありませんね。本当に大切なこと
は、直接やり取りできるようになることが大
切そうです。
日本語しか使えない自分としては、翻訳者
や通訳者の存在は、有り難いばかりです。
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読書録「簡単に、単純に考える」4
著者 羽生善治
出版 PHP文庫
p224より引用
“金出・私は学生に話すときに「キス・アプ
ローチでやれ」というのです。KISSというの
は"keep it simple,stupid"の頭文字です。
これはアメリカの俗語で、軍隊用語から来て
いるらしいですけど、部下がうまくできない
ときに、軍曹が「もっと簡単にやれ、バカモ
ン」という感じでしょうか。”
目次より抜粋引用
“経験、先入観のないことが武器になる。
論理思考、感性を昇華したものが想像力で
ある
簡単に、単純に考えるだけで、鮮やかに解
ける
勝負をあきらめない勇気が、直感を導く”
将棋界の第一人者と、各界の著名人による
対談集。同社刊行作文庫版。
スポーツジャーナリストから人工知能研究
社まで、一線を走り続ける人たちの意見が記
されています。
上記の引用は、ロボット工学・人工知能研
究者の言葉。何かに悩んで動けない時は、考
え過ぎていることが原因であることもあるの
かも知れません。
何かに行き詰まっているときなど、解決の
ヒントになる意見になるかもしれない一冊。
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読書録「ボトルネック」2
著者 米澤穂信
出版 新潮社
p55より引用
“ やがてぼくに分別がつきだすと、両親の
行動はそれぞれ少しだけ慎重になった。母は
恋人を家に招くとき、ぼくを外に遊びに出す
ようになった。父は電話を切ると、訊いても
いないのにぼくに向かって「仕事だ」と言う
ようになった。”
兄と恋人を亡くした青年を主人公とした、
長編ミステリ。同社刊行作文庫版。
恋人が亡くなった場所で兄の死の報せを聞
いた主人公、ずっと来ることが出来ずにいた
ところを急に帰らねばならなくなり…。
上記の引用は、主人公の子供時代の両親に
ついての一節。
自分がすればロマンス、他人がすれば不倫。
というのが、不倫する人の理屈だそうですね。
随分と生きていくのが楽そうな考え方です。
私には合わない作品でした。
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読書録「幸福は幸福を呼ぶ」3
著者 宇野千代
出版 集英社
p75より引用
“一ぺんに片づけようとするな、一つずつこ
なせばすべてが終わる”
目次より抜粋引用
“誰でも今すぐに幸福になれる<幸福の掴み方
>
能力は無限である<能力の生かし方>
死んだらおとまり、精いっぱいに今日を生
きる<長生きの秘訣>
苦しみは身を寄せれば解消される<積極的な
生き方>
愛と結婚の戒め<失敗しない愛>”
日本の現代女性文学者の代表的な著者によ
る、著者の人生哲学の一部を記した一冊。他
社刊行作文庫版。
幸福を感じる気の持ち方から日々の過ごし
方まで、著者の豊富な経験をもとに書かれて
います。
上記の引用は、仕事や用事をこなすコツに
ついて書かれた項の表題。
どんなことでも、一足飛びに終わらせようと
すると、どこかに無理が出て失敗し、余計に
時間と手間がかかってしまうのかもしれませ
ん。
日々をより良く過ごすヒントが、何か見つ
かるであろう一冊です。
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読書録「スイーツ刑事」3
著者 大平しおり
出版 メディアワークス文庫
p70より引用
“ 万引き犯、泥棒、非行少年……巷に溢れ
る彼らが好んで寄りつくのは、中途半端に人
目につかない場所だった。完全な四角はかえっ
て怪しまれ、警備の目もあるもの。誰もが通
るようで、誰も気にしない場所。そここそが、
日陰者たちの集う場所でもあった。”
目次より抜粋引用
“スイーツ巡査
ウェディングケーキ殺人事件
事件の夜
消えたパティシエール
殺人現場でケーキカットを”
甘いもの好きなキャリアと和菓子屋の娘の
二人の刑事を主人公とした、長編ミステリ。
夜遅くまで空いているケーキ店で一人ケー
キを食べる少女、その姿を見た警官が声をか
けるが…。
上記の引用は、交番勤務の経験を思う主人
公の胸の内。
目に見えているようであっても、意識に残ら
ないようなところは、すぐ近くにあるのかも
しれません。自分が危険に近づかないために
も、普段から気を付けて行動したいものです。
話の雰囲気が、短期集中連載漫画といった
感じです。読みやすい一冊。
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読書録「マヤ文明・インカ文明の謎」4
著者 落合一泰、稲村哲也
出版 光文社
p66より引用
“スペイン軍の兵士たちは、国家のためキリ
スト教布教のためという大義名分を掲げては
いたものの、本音のところでは一獲千金を夢
見て大西洋を越え、危険な制服活動に参加し
ていた。”
目次より抜粋引用
“マヤ、次巻と空間の神秘
マヤ文明謎事典
現代に生きる古代アンデス
インカ文明謎事典”
文化人類学者二人による、中南米に花開い
た古代文明について記した一冊。
古代の遺跡から現代に生きる現地の人々の
様子まで、カラー写真をふんだんに使い書か
れています。
上記の引用は、黄金目当てに押し込んだス
ペイン軍について書かれた項での一節。
立派なことを大声で言い張る人の言うことは、
その人の行動を見て信じるかどうか決めたい
ものです。
古代に栄えた文明が、外部からの侵入者で
滅んでしまっていますが、今世の中に出回っ
ている野菜にその地域原産のものがあったり
して、遠い国の私たちにも全く無関係という
わけでもないのかもしれません。
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読書録「この一冊で「哲学」がわかる!」4
著者 白取春彦
出版 三笠書房
p43より引用
“そこには、外国語のできが悪かった学者ら
の日本語力不足と、学問を世俗のことから切
り離して、もったいぶってみたいという卑俗
的な思惑が隠されているような気がするのは
意地悪い見方でしょうか。”
目次より抜粋引用
“哲学的なものの見方・考え方とは?
古代ギリシアで生まれた「世界のとらえ方」
神学という名の中世哲学とは?
ドイツ観念論が哲学に与えた新しい方向と
は?
実存主義とはどんな哲学なのか?”
評論家・翻訳家である著者による、太古か
ら人を人足らしめてきたものの見方や考え方
を解説した一冊。
哲学全体についてから各学派についてまで、
歴史や宗教などの背景の影響も交えて記され
ています。
上記の引用は、日本における哲学の専門用
語の難しさについて書かれた項での一節。
自分の知っていることを、知らない人にわか
るように説明できてこそ、そのことについて
理解しているといえるのかもしれません。
専門外の人に専門用語をまくしたてて話すこ
としか出来ない人は、実は煙に巻こうとして
いるのかもしれませんね。分からない言葉を
聞いたときは、今ならすぐに検索するのが良
い方法の一つではないでしょうか。
本気で哲学について学ぶ方にはきっと物足
りないのでしょうが、つまみ食いくらいのつ
もりで読むなら、おなか一杯になれる一冊。
普段から傍に置いて、時々読み返すと、何か
が良くなりそうな気がします。
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読書録「世界中で食べてみた危険な食事」2
著者 谷本真由美@May_Roma
出版 幻冬舎文庫
p44より引用
“ しかし、次の朝、1週間前の悪夢を繰り返
すような滝ゲロ、滝ゲリが再び私を襲ったの
である。昼頃に教員住宅近くにある大病院に
連れて行かれる。しかし、この病院、なぜか
入り口の上には真っ赤で金色モールのついた
風船が8個ぐらい浮かんでいる。その下には巨
大な看板があり、赤字で、
「いらっさいませ」
と書いてある。”
目次より抜粋引用
“機内食は危険な香り
刺身は屋台でバンザイ
生肉水牛クリスマスケーキ
ソ連デコトラケーキ密輸団
バイキングの味覚は偉大だ”
WEBで人気の作家による、世界中で食べた一
味違った食べ物について記したエッセイ集。
他社刊行作「ショック!アタリ紀行」改題文庫
版。
バケツ一杯ほどもあるイセエビの刺身から
トウモロコシ粉のお粥まで、自らの体を壊し
たり治したりしながら味わっておられます。
上記の引用は、大量の刺身を食べた後の著
者の様子。海外での生ものの接触はやめた方
が良さそうですね。
私には合わない一冊でした。
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読書録「世界遺産行ってみたい55」4
編 世界遺産を旅する会
出版 小学館
p60より引用
“ どうしてこんなところに住もうと思った
のだろうか。世界には見れば見るほどそうい
う疑問が湧き起こる場所がいくつもある。ク
エンカもその不思議のひとつである。”
目次より抜粋引用
“富と権力の象徴を訪ねる
風土と暮らしを考える
自然の不思議に驚く
なぞの古代遺跡を探る
歴史のある街を歩く”
自然の営みと人類の足跡を現代に見ること
の出来る、世界遺産を紹介する一冊。
巨大な都市建築から雄大な自然まで、フル
カラー写真を使い開設されています。
上記の引用は、スペインの城壁都市につい
て書かれた項での一節。
写真を見ると、立てるのも大変だっただろう
と思われる建物が見て取れます。拠点防衛の
点もあって、仕方なくという理由もあったの
かもしれませんが、まあ無茶をするなと思っ
てしまいます。
今日の世界の事情のため、外に出かけにく
いところですので、この本を読んで少し気を
紛らわせたいものです。
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読書録「博物館のファントム」4
著者 伊与原新
出版 集英社文庫
p54より引用
“ 現代の自然科学において、「博物学」と
いう学問分野はもう存在しない。もちろん、
「博物学科」を設置している大学もない。あ
らゆる自然物の収集と分類を目指した博物学
は、自然科学の発展とともに、動物学、植物
学、地質学などの分野に解体されてしまった。
学問の細分化は、現在もますます進む方向に
ある。森羅万象に精通した「博物学者」など、
今や歴史上の存在でしかない。”
目次より抜粋引用
“呪いのルビーと鉱物少年
ベラドンナの沈黙
送りオオカミと剥製師
マラケシュから来た化石売り
死神に愛された甲虫”
博物館で働くことになった新人分類学者と
変人博物学者の二人を主人公とした、短編連
作ミステリ。同社刊行作「博物館のファント
ム箕作博士のミステリ標本室」改題文庫版。
国立の博物館に就職し、今後を思いながら
昼食後の日課をこなす主人公の一人・池之端
環。仕事場である旧館へ戻ると、同僚の驚く
ような声が聞こえて…。(呪いのルビーと鉱
物少年より)
上記の引用は、博物学という学問分野につ
いて書かれた一節。
何かが一つ分かると、それに伴う何かわから
ないことがいくらでも出てきて、人の歴史が
前に進むほどにすたれていく分野なのかもし
れませんね。もし自分から博物学者を名乗る
ような人は、本物の博覧強記の人物か詐欺師
のどちらかかもしれません。
科学とフィクションが上手く混じり合って
いる面白い作品です。事実と虚構の境界がはっ
きりとわかる人なら、もう一つ評価は高くな
るのではないでしょうか。
ーーーーー
読書録「科学探偵Mr.キュリー」4
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p90より引用
“「菓子として売っているならともかく、治
療効果を謳っている以上は、詐欺と断ぜざる
を得ない。効くわけがないんだからな。ただ、
信奉者は世界中に存在する。日本より、欧米
の方が人気が高い。向こうでは信じる人間が
あまりに多すぎて、ホメオパシーを排除でき
ないところまで来ているらしい」”
目次より抜粋引用
“化学探偵と埋蔵金の暗号
化学探偵と奇跡の治療法
化学探偵と人体発火の秘密
化学探偵と悩める恋人たち
化学探偵と冤罪の顛末”
優秀な科学者と大学職員を主人公とした、
短編連作ミステリ。
学会での発表を間近にひかえ、その準備に手を焼く男子学生。追加実験の結果は芳しくなく、徒労を愚痴りながら外に出ると…。
(化学探偵と埋蔵金の暗号より)
上記の引用は、ホメオパシーについての主
人公の一人の台詞。
人にとって都合が良いばかり、良すぎること
については、疑ってかかる慎重さを忘れない
ようにしたいものです。
人の死なない、穏やかなミステリ。短編連
作で読みやすく、化学とミステリトリックの
かみ合わせも面白く描かれています。漫画家
されても面白い作品になるように思われます。
ーーーーー
読書録「注文の多い料理店」3
著者 宮沢賢治
出版 角川文庫
p42より引用
“ それはだいぶの山奥でした。案内してき
た専門の鉄砲打ちも、ちょっとまごついて、
どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。
それに、あんまり山が物凄いので、その白
熊のような犬が、二疋いっしょにめまいを起
こして、しばらく吠って、そえから泡を吐い
て死んでしまいました。”
目次より抜粋引用
“どんぐりと山猫
狼森と笊森、盗森
注文の多い料理店
烏の北斗七星
水仙月の四日”
若くして亡くなった、日本を代表する近代
作家による童話集。
表題作の他童話9作、実弟による解説、著者
の年譜などが、当時の挿絵等と共に書かれて
います。
上記の引用は、表題作中の一節。
人より先に犬が参ってしまうとは、よほどの
ことなのではないでしょうか。最後まで読む
となるほどと思ってしまいます。
挿絵等は当時の物を可能なかぎり復元して
あるそうで、味わいを感じます。横書きタイ
トルの読む方向も現在とは逆で、時の流れが
表れています。
童話であるので、ファンタジーでありなが
ら、考えさせられるところも多い作品集。若
い年代のうちに読む方が、響くところが多い
のではないでしょうか。
ーーーーー
読書録「脳ミソを哲学する」4
著者 筒井康隆
出版 講談社
p160より引用
“森 ところがね、それを採点する側から言
うとアホらしくてしゃあないわけです。こん
なしょうもないとこ場合分けしよって、場合
分けしよったヤツは点を厳しくしたいなと、
こいう気分がある。だって、これもやりまし
た、これもとすべての場合を尽くすというの
は官僚っぽいでしょ。美学的に感じ悪いです
よね。”
目次より抜粋引用
“村上陽一郎さんと「哲学する科学者待望論」
のはなし
養老孟司さんと「脳ミソを哲学する」はな
し
中村桂子さんと「生命の歴史を読み解く」
はなし
日高敏隆さんと「動物たちの言いぶん」の
はなし
森毅さんと「頭のなかの回路」のはなし”
日本を代表するSF作家と、科学界の著名人
たちとの対談集。同社刊行作文庫版。
科学史家から科学評論家まで、出版当時の
先端科学について比較的わかりやすい語り口
で記されています。
上記の引用は、数学者・森毅氏との対談で
の森氏の言葉。
四色問題や大学入試に対する、コンピュータ
を使った総当たり的なやり方について、だと
思います。“四色問題のアッペルとハーケン
の証明は美しくない”というのは、「容疑者
X」で書かれていた記憶がありますが、現実に
もそう考える数学者がいるようですね。
20年以上前の出版なので、科学的証明も変
化しているでしょうが、変化したところを比
べて読むのもまた面白いでしょう。
ーーーーー
読書録「武術の創造力」5
著者 甲野善紀、多田容子
出版 PHP文庫
p135より引用
“「日本酒も水が大切だと言いますけれど、
とにかく純度の高いものが良いかと言うとそ
んな事はありませんよね。蒸留水などでは全
くダメです。これと同じで現代人はよく不純
物などという言い方で純度にこだわりますが、
不純物がマイナスイメージで使われることに
問題があって、まだまだ現代科学のレベルに
よる計測では理解の範疇を超える不思議な働
きがあるようです」”
目次より抜粋引用
“「ないない尽くし」の不思議な師弟関係
無理だと決めてしまえば、できることもで
きなくなる
刀は産地により特色がある
知識の幅は広いがそれが扱いきれない現代
人
時代劇のチャンバラシーンについて”
武術家で作家である二人による、武術やそ
れにまつわる道具や人物について語り合った
対談集。同社刊行作文庫版。
武術と野球の投球フォームについてから刀
についての細かな深い知識についてまで、な
んだか楽しそうに語り合われています。
上記の引用は、安来の和鋼博物館副館長・
三宅博士氏の言葉を語る甲野氏。
砂鉄から刀が出来るまでについての項。よく
わからないけれど、長い歴史に磨かれて残り
続けた物事には、何か大切なことが隠れてい
るのかも知れません。失伝してしまわないよ
うに、次の世代に渡せるように、大切にした
いものです。
生きるためには自分の体と付き合わざるを
得ないので、体を使うということで何がしか
得られるものがあるであろう一冊。時代劇や
小説での武術の描写についても語られている
ので、これから鑑賞される機会がある方は、
一緒に読まれるとより面白いのではないでしょ
うか。
ーーーーー
読書録「よつばと!1」4
著者 あずまきよひこ
出版 メディアワークス
p18より引用
“変な奴だ
って思う子がいたら
たぶんそれ”
目次より抜粋引用
“よつばとひっこし
よつばとあいさつ
よつばと地球温暖化
よつばとテレビ
よつばとかいもの”
天真爛漫な子供を主人公とした、日常系ほ
のぼの漫画。
新しい家に引っ越してきた主人公・よつば
と父。新居で待っていた友人と合流し…。
上記の引用は、主人公・よつばの父の台詞。
自分の子供にこの言い様と思いますが、読め
ば納得すぐわかります。
よつばとその周囲の人たちのやりとりが、
面白く気持ちが緩む温かい作品。
ーーーーー