読書録「霊長類ヒト科動物図鑑」3
著者 向田邦子
出版 文藝春秋
p191より引用
“大分前のーーつまり銀座通りに都電が走っ
ている頃のことだが、安全地帯に立っていた
人が、単車にはねられるのを見たことがあ
る。”
目次から抜粋引用
“豆腐
助け合い運動
新聞紙
小判イタダキ
お手本”
放送作家である著者による、著者が出会っ
た人々について記したエッセイ集。
年の瀬のカレンダーの付け替えから交差点
での信号待ちについてまで、物語の登場人物
を語るように書かれています。
上記の引用は、安全について書かれた話で
の一節。
どれ程安全とうたっていたとしても、いつ何
が起こるかなんて、誰にもわからないものな
のでしょうね。安全や安心などというものは、
本当はどこにもありはしないものかも知れま
せん。
テレビ全盛期に数多くのドラマを書かれた
著者だからでしょうか、出会ったあらゆる人
が物語の題材になるくらい、観察されている
ようです。
単行本が昭和56年と、かなり昔の出版なの
で、年月を感じるところも多数あるので、若
い方にはギャップを感じるところもあるかも
しれません。
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著者 向田邦子
出版 文藝春秋
p191より引用
“大分前のーーつまり銀座通りに都電が走っ
ている頃のことだが、安全地帯に立っていた
人が、単車にはねられるのを見たことがあ
る。”
目次から抜粋引用
“豆腐
助け合い運動
新聞紙
小判イタダキ
お手本”
放送作家である著者による、著者が出会っ
た人々について記したエッセイ集。
年の瀬のカレンダーの付け替えから交差点
での信号待ちについてまで、物語の登場人物
を語るように書かれています。
上記の引用は、安全について書かれた話で
の一節。
どれ程安全とうたっていたとしても、いつ何
が起こるかなんて、誰にもわからないものな
のでしょうね。安全や安心などというものは、
本当はどこにもありはしないものかも知れま
せん。
テレビ全盛期に数多くのドラマを書かれた
著者だからでしょうか、出会ったあらゆる人
が物語の題材になるくらい、観察されている
ようです。
単行本が昭和56年と、かなり昔の出版なの
で、年月を感じるところも多数あるので、若
い方にはギャップを感じるところもあるかも
しれません。
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