さらに、奥へ進むと、ペットショップ群が現れた。
あらゆる種類のワンちゃんたちが蛍光灯に照らし出され、販売されていた。
おおお、一抹の不安が。
この子犬たちは、いったい全体、どこからどのようなルートで、
この露店に商品として置かれているのだろう?
どんな流れでこの場所に来て、売れ残ったらどこに流れていくのだろう?
今までの専門店で見てきたライターや靴とは違い、これらは命をもつ生物である。
商品とはいえ、ある程度の意思の疎通も可能な生命体だ。
偽ブランドのバッグやベルトとは、ちょっとワケが違う。
金になる…それだけの理由で闇のルートからタダ同然で仕入れて
販売されているのか…と思うと、胸が痛む。
あらゆる種類のワンちゃんたちが蛍光灯に照らし出され、販売されていた。
おおお、一抹の不安が。
この子犬たちは、いったい全体、どこからどのようなルートで、
この露店に商品として置かれているのだろう?
どんな流れでこの場所に来て、売れ残ったらどこに流れていくのだろう?
今までの専門店で見てきたライターや靴とは違い、これらは命をもつ生物である。
商品とはいえ、ある程度の意思の疎通も可能な生命体だ。
偽ブランドのバッグやベルトとは、ちょっとワケが違う。
金になる…それだけの理由で闇のルートからタダ同然で仕入れて
販売されているのか…と思うと、胸が痛む。
見るからに妖しげな雰囲気。
いったい何を販売しているのか。
どうやら、ライター専門店のようだ。
こんなカタチで、電化製品から生活雑貨、日用品、洋服、スーツ、靴、食品…と
コンビニで扱っているような商品の専門店が、ずらーっと夜中の1時まで軒を連ねている。
そんな巨大なコンビニエンスエリア、それが夜市。
台北県外からもたくさんの台湾人が、仕入れに集まるらしい。
ホント、見ているだけでも、楽しいところだ。
いったい何を販売しているのか。
どうやら、ライター専門店のようだ。
こんなカタチで、電化製品から生活雑貨、日用品、洋服、スーツ、靴、食品…と
コンビニで扱っているような商品の専門店が、ずらーっと夜中の1時まで軒を連ねている。
そんな巨大なコンビニエンスエリア、それが夜市。
台北県外からもたくさんの台湾人が、仕入れに集まるらしい。
ホント、見ているだけでも、楽しいところだ。
ゲームコーナーを眺めながら歩いていたら、
いきなりぎょっとする光景に出会った。
「耳道除湿器」と書いてある。
どうやら、耳垢を蝋燭の力で吸引する
新しいタイプの耳掃除のようだ。
蝋燭の炎で、どうやったら耳垢が吸引できるのか…
さっぱり仕組みはわからないが、
空洞になった蝋燭のなかにしっかり、オレンジ色の耳垢が取れていた。
「ものはためしだ!」と旅の好奇心も手伝って妻とふたりでトライする。
1回300元。決して安くない。20,30で食にありつけることを考えると、結構な値段だ。
しかし、そうそう遭遇するものでもないし、まずは体験してみた。
仕組みは簡単。空洞になった蝋燭を耳穴に立てるだけ。
約10分間、ひたすら蝋燭が燃え尽きるのを待つ。決して熱くはない。
耳垢が吸引されている実感もない。ただ居心地が悪いだけ。
両耳を終えて、蝋燭の中を見せてもらう。
オレンジ色の固まりが、見事に取れていた。
…んんんん。なんと感想を述べたらよいのやら。
確かに耳の中はキレイになったような…そんな気分。
いきなりぎょっとする光景に出会った。
「耳道除湿器」と書いてある。
どうやら、耳垢を蝋燭の力で吸引する
新しいタイプの耳掃除のようだ。
蝋燭の炎で、どうやったら耳垢が吸引できるのか…
さっぱり仕組みはわからないが、
空洞になった蝋燭のなかにしっかり、オレンジ色の耳垢が取れていた。
「ものはためしだ!」と旅の好奇心も手伝って妻とふたりでトライする。
1回300元。決して安くない。20,30で食にありつけることを考えると、結構な値段だ。
しかし、そうそう遭遇するものでもないし、まずは体験してみた。
仕組みは簡単。空洞になった蝋燭を耳穴に立てるだけ。
約10分間、ひたすら蝋燭が燃え尽きるのを待つ。決して熱くはない。
耳垢が吸引されている実感もない。ただ居心地が悪いだけ。
両耳を終えて、蝋燭の中を見せてもらう。
オレンジ色の固まりが、見事に取れていた。
…んんんん。なんと感想を述べたらよいのやら。
確かに耳の中はキレイになったような…そんな気分。
蛍光灯の光が明るい「士林夜市」の光景。
20、40と書かれたメニューが妙に食欲をそそる。
犇めく出店からは、
ジュージューとシズル感いっぱいの
鉄板焼きやら揚げ物やら飲茶のたぐいが
「召し上がれ、召し上がれ」と
おいしい匂いを立てて待っている。
すべての食を網羅したい!
そんな欲求に及ぶから、人間の食は貪欲だ。
20、40と書かれたメニューが妙に食欲をそそる。
犇めく出店からは、
ジュージューとシズル感いっぱいの
鉄板焼きやら揚げ物やら飲茶のたぐいが
「召し上がれ、召し上がれ」と
おいしい匂いを立てて待っている。
すべての食を網羅したい!
そんな欲求に及ぶから、人間の食は貪欲だ。
22時に台北駅到着。
その足で台湾最大のナイトマーケット「士林」へ。
ボクが今回の旅で一番感銘を受けた場所だ。
もう、そのランドスケープというか、デザインというか、
煌々と光る看板たちを眺めているだけでも、面白い。
台湾のあらゆる食が一つ屋根に集まって、
互いが客引きの声を上げている。
その活気たるや。
夜も、MRTの終電を過ぎた1時までオープンしているから凄い。
観光客に混じって、台湾のカップルたちも
自分たちの腹を満たすとっておきの美味を求めて彷徨っている。
どのシーンを切り取っても
「士林夜市」は、すべてが絵になる光景だ。
その足で台湾最大のナイトマーケット「士林」へ。
ボクが今回の旅で一番感銘を受けた場所だ。
もう、そのランドスケープというか、デザインというか、
煌々と光る看板たちを眺めているだけでも、面白い。
台湾のあらゆる食が一つ屋根に集まって、
互いが客引きの声を上げている。
その活気たるや。
夜も、MRTの終電を過ぎた1時までオープンしているから凄い。
観光客に混じって、台湾のカップルたちも
自分たちの腹を満たすとっておきの美味を求めて彷徨っている。
どのシーンを切り取っても
「士林夜市」は、すべてが絵になる光景だ。
15時30分、関子嶺温泉発のバスに乗って、嘉義駅へ戻る。
時刻はすでに17時。
こんな台湾の南の街で、果たしてこれから台北まで戻れるのか…。
そんな不安がかすむ。
嘉義駅前は、学生たちでごった返していた。
今一度「高鉄嘉義」駅までバスで戻り、
台湾新幹線で帰るのが、賢い選択であるように思えたのだが、
同じ経路を辿って戻るのも芸がない…。
そんな意見が思考を占拠する。
結果、台北まで4時間半の長い長い列車の旅に閉じこめられる格好となった。
「もったいない、もったいない」と効率主義の妻が嘆く。
それもまた、良しとしよう。
時刻はすでに17時。
こんな台湾の南の街で、果たしてこれから台北まで戻れるのか…。
そんな不安がかすむ。
嘉義駅前は、学生たちでごった返していた。
今一度「高鉄嘉義」駅までバスで戻り、
台湾新幹線で帰るのが、賢い選択であるように思えたのだが、
同じ経路を辿って戻るのも芸がない…。
そんな意見が思考を占拠する。
結果、台北まで4時間半の長い長い列車の旅に閉じこめられる格好となった。
「もったいない、もったいない」と効率主義の妻が嘆く。
それもまた、良しとしよう。
湧き出る源泉は温度が高いのか、足さえ浸けておくことができない。
「ここまで来て、浸からずに帰るのか…」
ホースから水を大量に出し、湯温を下げる。
しかし、湧き出る源泉の湯量が多いので、なかなか思い通りに温度が下がらない。
とにかく掻き回して、水を大量に入れ続ける。
なんとか両足を浸けることが出来た。
ひたすら両足をぐるぐると掻き回して、湯温を下げ、
一気に腰まで湯船に浸かる…。
体温が上がっていたのか、足湯が効いたのか、
意外とすんなり湯船に体を沈めることができた。
「ふうう…。」
入ってみて初めて、この「泥湯」の水質のすばらしさを実感する。
スキンケアクリームに体を浸しているような、そんななめらかさ。
手のひらで体をさすると、するすると泥湯が転がる…。
スベスベになって、カラダが芯から温まる「気持ちよさ」は、まさに良質の温泉。
15分浸かって、5分休むことを繰り返し、カラダを真っ赤にさせながら、温泉を愉しむ。
個室に戻って、つるつるになった肌を風に当てていたら、いつの間にか眠ってしまった。
静かな温泉宿で、火照った体をゆるゆると眠りに預ける贅沢な時間。
4時間かけて来た甲斐があった…と心底思った。
「ここまで来て、浸からずに帰るのか…」
ホースから水を大量に出し、湯温を下げる。
しかし、湧き出る源泉の湯量が多いので、なかなか思い通りに温度が下がらない。
とにかく掻き回して、水を大量に入れ続ける。
なんとか両足を浸けることが出来た。
ひたすら両足をぐるぐると掻き回して、湯温を下げ、
一気に腰まで湯船に浸かる…。
体温が上がっていたのか、足湯が効いたのか、
意外とすんなり湯船に体を沈めることができた。
「ふうう…。」
入ってみて初めて、この「泥湯」の水質のすばらしさを実感する。
スキンケアクリームに体を浸しているような、そんななめらかさ。
手のひらで体をさすると、するすると泥湯が転がる…。
スベスベになって、カラダが芯から温まる「気持ちよさ」は、まさに良質の温泉。
15分浸かって、5分休むことを繰り返し、カラダを真っ赤にさせながら、温泉を愉しむ。
個室に戻って、つるつるになった肌を風に当てていたら、いつの間にか眠ってしまった。
静かな温泉宿で、火照った体をゆるゆると眠りに預ける贅沢な時間。
4時間かけて来た甲斐があった…と心底思った。