#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【台湾旅情】迪化街 その3

2007-05-29 | TAIWAN
カラスミを求めて、迪化街をさまよう。
「鳥魚子」と書いて、カラスミ。

いったいどんな味がするのだろう。
まずは味見をさせてくれるところを探す。

台湾一の高級乾物である。
そうそう試食可能な店はないだろう。

ガイド本片手に、迪化街の裏手にある「永久号」へ。
店構えは決して派手ではなく、開店休業のような寂れた感じ。
店先でうろうろしていたら、日本語で話しかけられた。

「中へどうぞ。カラスミですか?」

うなづくと、試食できますよ…と中に引き込まれた。

よほど自信があるのか、大きなカラスミを目の前で刻んで
「どうぞ」と日本語で差し出された。

食べてみる…。美味い。濃厚なチーズのような豊潤な味。

これはものすごい乾物だ。
いったいナニモノなのだ、カラスミってえのは。

「うまいうまい」と感動していたら、
「いくつ?」と聞いてきた。
「How much?」と英語で問うてみると、「500元」。

決して買えない値段ではない。
悩むところだ。

結局、扱いに困るだろう…ということで
今回は見送ることに。
しかし、当分忘れることが出来ない、珍味だった。

カラスミ、恐るべし。





「迪化街」徹底解剖ガイド
「永久号」
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【台湾旅情】迪化街 その2

2007-05-29 | TAIWAN
いろんな乾物を物色しながら、
午前中いっぱいかけて、買い物をする。

まずはマンゴー。

台湾マンゴーのジューシーな甘さが
そのまま乾物になったら、どうなる?

そんな気分で、一軒一軒、味見する。

量り売りの値段設定なので、1斤100元と言われても、
どの程度の量だか…てんで検討がつかず、
とりあえず買ってみる。

1斤=600g

…とその物量を知った時、
これは明らかに買いすぎだ…と悟り、
半分にしてもらえないか…と表情だけで懇願する。

その女々しくも情けない顔に呆れたのか、
半分の量まで減らすことができた。

後から聞くと、100g単位で購入が可能とのこと。

ふたたび試食に精を出すのだった。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【台湾旅情】迪化街 その1

2007-05-29 | TAIWAN
台湾最終日は、迪化街(てきかがい)へ。

ここは町並みも相当古く、しかも重厚な印象があった。
見上げてみるとバロック建築のような華美な装飾が、
遺物のように3階建てのビルの壁に取り付けてあったりする。

相当昔から栄華を極めた貿易街だったのだろう。

今でも、そのころの雰囲気を醸し出した漢方の店や乾物の店が軒を連ねている。
歩き回るだけでもアメ横のような風情があって、面白い。
しかし、買わずにはいられない商品の魅力に溢れている。

マンゴーやイチジク、イチゴ、オレンジなどの果物の乾物から
サキイカ、ホタテ、ワカメ、コンブなどの海産物の乾物まで
あらゆる乾物が所狭しと飾ってある。

ほとんどのお店で味見がOKなので、
さまざまな乾物をちょっとずつ口にするだけでも一日楽しめる。
そのくらい広いし、店舗が半端なく多い。

商品の値札を眺めているだけでも、
楽しくなってくるのだ。


「迪化街」徹底攻略ガイド
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする