街/大貫妙子
こんなに広い
街なのに今日もまた
心を少し
触れ合うこともないまま
どこへ行っても
見知らぬ人波に疲れ
独りで部屋を
離れることもないまま
すれ違う時はいつでも
少し優しくなる私を気付く人はいない
●
1998年の沖縄上陸の年、
すじぐわ~の音楽祭で比屋定篤子さんに初めて接して、
沖縄の情緒と湿気に程よくブレンドされたこの曲を聴いて、
ひとり涙を流した。
ちょっとしたホームシックという奴だったのか…。
当時の感覚はもう思い出せないけれど。
「君の住む街にとんで行きたい」
翌日、すぐさまタワーレコードに行って
このシングルを買ったわけだけど、
そのカップリングで、比屋定さんがカバーしていたのが、「街」。
大貫さんの声より、少しだけ物切なく聞こえて好きだった。
今でもこの曲を聴くと、
あのときのなんだか
妙に切なモードな自分を思い出す。
●
すれ違う時はいつでも
少し優しくなる私を気付く人はいない
今日は高尾山に登ってきたのだけど、
下山する人とすれ違うたびに
このフレーズを思い出しては、
“やさしい”気持ちになっていたのを、
気付く人はいない。(当たり前か)
こんなに広い
街なのに今日もまた
心を少し
触れ合うこともないまま
どこへ行っても
見知らぬ人波に疲れ
独りで部屋を
離れることもないまま
すれ違う時はいつでも
少し優しくなる私を気付く人はいない
●
1998年の沖縄上陸の年、
すじぐわ~の音楽祭で比屋定篤子さんに初めて接して、
沖縄の情緒と湿気に程よくブレンドされたこの曲を聴いて、
ひとり涙を流した。
ちょっとしたホームシックという奴だったのか…。
当時の感覚はもう思い出せないけれど。
「君の住む街にとんで行きたい」
翌日、すぐさまタワーレコードに行って
このシングルを買ったわけだけど、
そのカップリングで、比屋定さんがカバーしていたのが、「街」。
大貫さんの声より、少しだけ物切なく聞こえて好きだった。
今でもこの曲を聴くと、
あのときのなんだか
妙に切なモードな自分を思い出す。
●
すれ違う時はいつでも
少し優しくなる私を気付く人はいない
今日は高尾山に登ってきたのだけど、
下山する人とすれ違うたびに
このフレーズを思い出しては、
“やさしい”気持ちになっていたのを、
気付く人はいない。(当たり前か)