#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【JZ Brat】川崎太一朗LIVE!

2010-09-02 | Photo-diary
09月01日、水曜日。
東京は相変わらずの熱気、熱気、熱気。
うだるような暑さ。
それはそれで、ボクはうれしいのだけど。

先週末は新幹線で、本州の西の果て、
山口県岩国市南河内の農作業を手伝いに。

のぞみで揺られること、4時間半。

夕方すり抜ける
あの爽やかな風は
幻だったのか…。

両足は虻や蚋や蜂に刺された跡で、
斑点のようにところどころが腫れ上がって、
まあ見るも無惨な短パン姿ではあるのだけれど。

      ●

今夜は、
渋谷セルリアンタワー2Fにある
JAZZ CLUB「JZ Brat」にて
川崎太一朗さんのLIVEを撮影。

前回5月13日のMOTION BLUEから
実に約4ヶ月ぶりのLIVE。

しかしメンバーはまったく同じなので
リハーサルからバリバリ撮影させてもらう。

しかし、強力な布陣だ。

drums/みどりん
bass/秋田ゴールドマン
piano/石田衛
keyboard/佐久間淳
alto sax/石崎忍
tenor sax/武嶋聡

すべてのメンバーが
アルバム「HIT THE ROAD」に参加してる。

この7人が揃うのは
横浜MOTION BLUE以来だと言うから
こちらとしてもラッキーな話。

それにしてもリハから音がイイ。
箱も良いのだろうけど
メンバーのハジケ度合いも
絶妙なんだろう。

…でもリハは、リハでしかなかった。

20時10分。1st Stageが始まった。

暗闇の中、SEのOne by Oneが流れ、
いつのまにかステージ上の演奏に音が入れ替わる演出でスタート。

ブレイクのあと、覆い被さるように1曲目“IMPULSE”が始まると、
照明オンで、会場全体のボルテージが一気に上がる。

乗っけから、トランペットソロが全開。

ものすごいパフォーマンス…。
緊張溶けやぬ中、観客を蹴倒す音圧。
自らの呪縛を解き放つようなハイトーン!
まさに「Impulse!」

これぞ花形トランペッター。
Lee Morganばりのアトラクティブで
女性の目を釘付けにしていた。

ちなみに9割がたが女性客。
なぜこれだけのアーティストに
男性が興味を持たないのか。
おのれの性的魅力を増すためにも一見すべき。

LIVEとは、こういうのを云うんだな。

23時。2ステージ分けて約3時間のプレイも大団円。
最後はバラードKumo no Ueで、トドメを刺す。

Flügelhornが雲の上の雄大な情景を映し出す。
徐々に橙…藍…と染まる雲海。壮大なグラデーション。
そこに突き抜けるような昇天のtrumpetソロ。

理屈じゃなく、下半身にグサリと一撃する情念。
“ずぶずぶに貪られはいあがれませんもう戻れません”
と表現したのはego-wrappinの中納良恵さんだが、
太一朗さんの音楽は振り幅が広い。

instrumentalで表現することの難しさ。
しかし、今夜のLIVEはそのことを気付かせる
オリジナリティ溢れるものだった。








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