吉田篤司:アレクサンダーテクニークとパワーヨガ

アレクサンダーテクニークとパワーヨガ、特殊呼吸法で全身躍動!脳が目覚める革新BODYワーク!

アレクサンダーテクニーク・ヨガ講座:第35回目「エネルギー増幅!壁で逆立ち」

2019-09-05 14:01:34 | 美容と健康


AlexanderTechniqueヨガ講座:第35回目
「エネルギー増幅!壁で逆立ち」9月5日



意識にはエネルギーの方向性があります。アッパー系とダウナー系です。
ダウナーは脱力がメインで癒しワークはこちらになりがちです。
アッパーはハイテンションでドーパミンやアドレナリン放出させるワークです。
当然、アッパー系のワークは目が覚めてやる気が出ます。
リフレッシュ度もダウナーよりは比べ物にならないほど高いです。

ところが問題はアッパー系のワークは体を積極的に動かす必要があるので、
他力本願の「やってもらう」の要望が強い人は、逃げ腰になってしまうのです。
そして他力を繰り返しているうちに、体も気力も衰えるので健康と美容からはどんどん遠ざかってしまいます。

逆に一度アッパー系の気持ちよさを知ると、ダウナーには二度と行きたくなくなります。
このあたりの選択はその人の人格や性格ですから、どうにもこうにも好きにやってもらうしかありません。

「両方、バランスよくやればいい!」
という人は一見すると正しい感じがしますが、実はダウナーに属するのです。
同時にやるということは、
ハシゴで上に登っていく人の足をつかんで、行き先を阻む行為なのです。
永久にゴールに到着することはできません。

仏教でいう中道というのは、アッパーを貫いてゴールに到着したときに初めて成り立ちます。
それじゃなければ僧侶が厳しい修行などするはずがありません。

そうした中で、逆立ちは手軽で簡単、かつ安全なインスタントのアッパー系ワークです。
これすらも
「仕事が忙しいし、めんどくさい」「自分にはできない」「事故が起きたらどうするんだ」
とか言い出す人は、ダウナー・モードにどっぷりつかってしまっています。

この講座を見てくれている人で、もしもそうなら、さっそく逆立ち開始です。
明日からやるなどと、のんきなことを言っているとダウナー系の支配から逃れることができなくなります。

それでは逆立ちやりましょう。
1)壁に背中を向けて立って、両手を床につけます。



2)足で壁をよじ登ります。


3)最初はこのあたりの高さで十分です。高く上がって戻って来られなくなるとたいへんです。


4)慣れてきたら少しずつ高いところまで登っていきましょう。


5)余裕のある人は頂上まで登りましょう。


6)体のコントロールがうまくできる人は、壁を自由に歩いてください。




こうした動きはボルダリングにもありません。
時々そうしたやり方を「誰もそんなことやっていないじゃあないか?」と、
どちらかというと懐疑的なニュアンスで言ってくる人がいます。

私にしてみれば、周囲の人がやっていないからこそやるわけで、
このへんの基本思想に相違があるとお互いうまくいきませんね。
でもアッパー系のあなたなら、きっとやってみたくなるはずです。
一休みしてお茶にしましょう。

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司