AlexanderTechniqueヨガ講座:第47回目
「疲れには浮上系ポーズで瞬間回復」9月19日
疲れたときにはゴロゴロ休みがちになりますが、
そちらの方ばっかりに向かってしまうと元気にはなりません。
なぜかというとアドレナリンが出ないからです。
アドレナリンはスリリングな体験をすると出るので、
アクション映画を見れば、確かにそれなりに元気になって、
劇場から威勢よく歩いて出てくる人もいます。
でも本当に体の芯から元気になりたければ、
やっぱり体を直接絞り込む運動が必要になります。
逆立ちももちろん有効ですが、
孔雀ポーズや賢者カウンディンニャは、大腰筋を思いっきり絞り込みます。
すると大腰筋の上部に位置する副腎が圧縮されてアドレナリンが大放出するのです。
アドレナリンはホルモンで、すぐ近くにあるズ太い大静脈に流れこみます。
(イラスト:腎臓の上にある水色の臓器が副腎です)
たとえ一瞬の浮上でも強烈な筋反射が起こるので、
簡単にアドレナリンを出せるんです。
またアドレナリンが出ると自動的に、
やる気成分のドーパミンも脳内から出るので、まさに一石二鳥なのです。
1)いつもの基本姿勢です。指先は前方に向けます。
2)カウンディンニャ:オープンレッグ
左ひざを左肘の上に乗せて、両脚を伸ばしながら、
手でマットを押しつけながら頭を持ち上げます。
3)カウンディンニャ:クロスレッグ
右ひざを左肘に乗せると左右の脚はクロスします。
その状態から頭を持ち上げます。
4)カウンディンニャ:パラレルレッグ
左ひざを右肘に乗せます。そして右脚を左脚に並べて揃えます。
そして両脚を右方向に伸ばしながら頭を持ち上げます。
ポーズ完成するのは、もちろん素晴らしいことですが、
大切なのは自分の限界、壁を超えること。
力をこめて体を浮上させようと頑張ることです。
そのとき大腰筋は収縮して副腎刺激が起こります。
ここで手を抜くとアドレナリンもドーパミンも出ることはありません。
賢者カウンディンニャはあなたの努力と頑張りをちゃんと評価してご褒美をくれるんです。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司