アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第370回目「お腹を鍛える簡単ポーズ」6月7日
日本人は昔から「腹の文化」と言われます。呼吸も腹式呼吸を普通にやっています。ところが西洋人は「ハートの文化」で胸部を中心に考えます。呼吸はというと胸式呼吸です。
ついでにいうとリズムの取り方は、西洋人は心臓のハートビートですが、日本の伝統では、呼吸の大波・小波です。だからテンポも正確ではなくて、速くなったり遅くなったりします。でも全員一致でピッタリ合うので、よくよく考えてみると本当に不思議なのです。
それでお腹に戻りますが、ここ最近、お腹の力が全然入っていない人が多いんです。もちろんちゃんと力がこもっている人もいます。何を言いたいのかというと、強い人と弱い人の、上と下の開きが天地ほどの差があるんです。そしてこれからは強い人はもっと強くなっていき、弱い人はますます弱っちくなります。格差は貧富だけではないようです。
お腹の力が弱いと、満足感が起こらないので、わがまま・不平不満の原因になります。ネットでの匿名の誹謗中傷攻撃は、そういう人がやっているんです。生活レベルはたいへん惨めで、他人の足を引きづって自分と同じレベルにおとしめたいのです。
スカスカで弱っちいと人から馬鹿にされて世間から笑いものにされますよ。子供のころ父が私の顔を見ると、よくそう言っていました。このブログを見ている人で、もしもそうなら、そろそろ目を覚ましてください。
というわけでお腹を鍛える「ジャタラ・パリヴァルタナアサナ」をやりましょう。
ジャタラは胃の意味で、パリヴァルタナは回転の意味です。
1)まず仰向けで十字になります。
2)そして両足を天井に向けて上げます。
3)まず両脚を右側に倒していきます。ゆっくりと動かしましょう。このとき頭はどちらに動かしたらよいでしょうか?足と同じ右側?それとも反対の左側?はたまた真ん中に固定しておく?それぞれの組み合わせをやってみてください。
4)次に両脚を伸ばしたまま左に倒していきましょう。やはり頭の動きに注目します。そしてさらに手のひらの動きも加えてください。下に向けるのか?それとも上か?はたまた左右の手を逆にするのか?
この両脚の左右の動きを、ゆっくりと何度も繰り返します。もしもこの体操をやって体が痛くなったら、というよりも足が全然、持ち上がらなかったりしたなら、そうとう体力が低下している証拠です。助かるには痛くても苦しくてもアレクサンダーパワーヨガを毎日続けることです。
【アレクサンダーテクニークでやるパワーヨガ Part-44】エネルギー急速充電
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司