アレクサンダーテクニーク:頭と首と骨盤:姿勢2
前回に引き続きでイスを使ったワークです。やはり大腿部の内回りと外回りから胴体と頭に連動させます。それで今回は左右同時ではなくて、片っぽずつやりましょう。するとあら不思議!体にねじる動き、らせん状の回転が発生します。
1)左手を左のそけい部、右手を骨盤の左側にそれぞれ密着させて触れます。そして矢印の方向、大腿部を外回り、骨盤も外回り後方に動かしてください。
2)すると体がよほど固まっていない限り、背中が丸まって、ねじりながら骨盤が後ろの転がります。同時に目線は脇の下の床に向かいます。なぜでしょうか? 人間の体はそのように組織しているからです。
もっとも、やろうと思えば逆向きに動かすことも可能です。でも実際にやってみるとわかりますが、股関節をはじめ、体の各部が詰まってしまいます。つまりそういう動きは不自然なのです。
こういう不自然な動きがクセになっている人がいます。アレクサンダーテクニークでは、それを「ミス・ユーズ(誤用)」といいます。ミス・ユーズに気が付いて止めることを「インヒビション(抑制)」といいます。そして、それは小脳のプルキンエ細胞の働きによっておこなわれます。
3)次にそけい部を内回り、骨盤も内回り前方に手で操作してください。
4)すると背中は螺旋階段を上るかのように、ねじられて反り返るようになります。目線は後方の天井に向かいます。やはりこれが自然な体の連動した動きです。
こうした自然な動きを繰り返しましょう。反対側でもやってください。中心バランスが整って姿勢が改善します。
ヨガのアサナの中には、極端なものもありますが、多くはこうした自然な体の動きの延長路線によって作ることが可能です。
【アレクサンダーパワーヨガ Part-58】エーカパーダ・バカアサナ
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司