吉田篤司:アレクサンダーテクニークとパワーヨガ

アレクサンダーテクニークとパワーヨガ、特殊呼吸法で全身躍動!脳が目覚める革新BODYワーク!

アレクサンダーテクニーク・ヨガ講座:第50回目「体の連続性で反り返る」

2019-09-24 15:09:50 | 美容と健康


AlexanderTechniqueヨガ講座:第50回目
「体の連続性で反り返る」9月24日



ヨガでは背中を反らせるポーズがたくさんあります。
よくある柔軟体操としても紹介されていますが、
実は反り返るのポーズは間違ったやり方をすると、
体を故障させる原因になります。
間違ったやり方というのは体を部分的に動かして全体性の流れを壊すようなことです。

今回は弓のポーズを安全なやり方で、やってみましょう。

1)仰向けになって右手で右足をつかみます。


2)手で足を持ち上げましょう。


3)右手で足をつかんだまま右ひざを曲げます。このとき右腕は右脚の外側に来るようにします。


4)そのまま体を右に転がしていきます。右腕は右脚の下敷きになります。


5)左腕を伸ばしながら、体をさらに右に転がしていきます。


6)すると右脚がクルッと股関節から反転して、背中は反り返りになってきます。


7)体を右に転がしていくと、しまいにはうつ伏せになります。背中と右脚は反り返って弓の形になっていますね。


8)ここで終わりではありません。
さらに体を右に転がしていくと、右半身が持ち上がってきて、背中がどんどん反り返っていきます。


9)右半身が上になるまで転がって、弓のポーズになりましょう。


10)今までの動きをリバースして仰向けに戻ります。これを何度も繰り返すと体の連続性は高まって柔軟性も向上します。

お茶の時間です。

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司


アレクサンダーテクニーク・ヨガ講座:第49回目「セミ孔雀で浮上体験」

2019-09-21 10:26:37 | 美容と健康


AlexanderTechniqueヨガ講座:第49回目
「セミ孔雀で浮上体験」9月21日



浮上系アサナの基本であり、トップにあるのが孔雀ポーズです。
なぜかというと数あるアサナの中でも、孔雀だけが手の置き方が逆なのです。
ホント不思議なポーズなんです。

賢者も鶴のポーズも、みんな指先は前方に向けますが、孔雀だけが後方に向きます。
これが独特の孔雀効果といわれるデトックスが強烈に起こるんです。
たった手の置き方で何が違うんだ?と思うかもしれませんが、
全身は指先から頭頂、そしてつま先まで筋膜でつながっているんです。

特に螺旋状の筋膜、DNAのモデルのように二重になって流れている筋膜グループがあるんです。
これがクンダリニーです。

クンダリニーが目覚めて昇華すると爆発的なエネルギーがあらわれて、
体はフワーッと床から浮上するんです。それが孔雀ポーズです。

今回は練習すれば、割と浮上体験が楽にできる、セミ孔雀をやりましょう。
「セミ」というのは半分という意味です。片足をそけい部に乗せる半跏府座の要領でやります。

半跏府座ができない人は、両脚を伸ばす通常の孔雀ポーズ、
マユーラアサナを頑張ってやってください。努力は必ず報われます。

1)左足を右脚のそけい部に乗せます。指先は下に向けます。これをうつ伏せでやるのが、セミ孔雀です。

講座45回目でやった、ガーラヴァ賢者のポーズに似ていると思う人がいるかもしれませんが、
指先の方向も肘の位置もまったく異なります。
ガーラヴァ賢者は上級ポーズで難易度もかなり高いですが、セミ孔雀はそうでもありません。
気軽にやって気楽に体がフワーッと浮かんじゃいます。

2)足を組んで手をマットに着けます。


3)頭もマットにつけて、脚を伸ばしていきます。


4)すると体は浮上します。


これがアレキサンダーテクニックのプライマリーコントロールです。
プライマリーコントロールはチェアワークだけでなく、
逆立ちだろうと孔雀、賢者、鶴、どんな姿勢でも働かせることができます。

FMアレキサンダー氏は
「大切なのは姿勢や位置ではない。体の使い方である」
と教えていました。
それを理解しないでレッスンをすると、
あんまり意味のない「正しいイスの座り方」とかに成り下がってしまいます。

5)Think UPすると、より高く上昇してポーズ完成です。


一休みでお茶にしましょう。

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司


アレクサンダーテクニーク・ヨガ講座:第48回目「楽しい生活はドーパミンで手に入ります」

2019-09-20 18:22:41 | 美容と健康


AlexanderTechniqueヨガ講座:第48回目
「楽しい生活はドーパミンで手に入ります」9月20日



「近頃、楽しいこともないし疲れることばかり。なんかいいことないかなあ・・・」
こんなセリフ、どこかで聞いたことありませんか?

実は私も一昔前はよくありました。
楽しいことを求めて、いろんなとこにも行きましたが、
結局、心が満たされることはありませんでした。
なぜでしょうか?

それはドーパミンをうまく出していなかったからなのです。
ドーパミンとはやる気成分のある神経伝達物質です。
これがたくさんでると、やる気に満ち溢れて生き生きと楽しい人生に自動的になります。

職場を見渡すと同じ仕事をしていても、
退屈そうにため息を吐きながらダラダラしている人、
逆にいつもさわやかな表情で次から次へと熱心に仕事をこなしていく人、
どちらのタイプもたいていはいるもんです。
違いはただひとつ。脳内でドーパミンが出ているか、出ていないかの違いです。

ドーパミンはアドレナリンが出ると自動的に出るので、
アドレナリンを出すようなこと、つまりスリリングな体験をしればよいのです。

ここで間違いを犯してしまうのがギャンブルです。
勝つか負けるかはまさにスリリング。
ドーパミン放出が止まらなくなってしまうと、さあたいへん!

そんなやり方ではなくて、もっと健全に、
そして自宅にいながら今すぐできる。
それがヨガの浮上系ポーズです。
体を浮上させるのは、スリリングの極致です。
副腎が絞り込まれるのでアドレナリンの出方が半端じゃありません。
その瞬間から「人生楽しいことしかない!」という思考に嫌でもなってしまうのです。

それでは今回は鶴のポーズをやりましょう。
1)まずは基本姿勢です。(基本姿勢がわからない人は講座の第3回目を見てください)


2)まずは左ひざを左上腕に乗せてみます。


3)次は右ひざを右上腕に乗せてみます。
左右交互に繰り返してバランスを体に馴染ませていくんです。


4)十分に体が動きに馴染んだら左右のひざ両方を上腕に乗せちゃいましょう。
初心者の方はここまでやれば、もうアドレナリンとドーパミンもにじみ出てきます。


5)ここからがチャレンジなのです。
手をマットに押しつけて頭を持ち上げるんです。
頭はたとえ持ち上がらなくても、その行為に意味があるんです。
非常にスリリングな瞬間なのです。
そして、できる人は頭を持ちあげましょう。たとえ一瞬でもOKです。


6)上級者になると、バランスを維持して両腕をピーンと全開で伸ばすことができるようになります。
幸せの青い鳥は、どこにも行かなくても自分の体の中にずっとあったんです。

尚、鶴のポーズは動画で公開しています。
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=kyHoEJMU0fc&feature=youtu.be

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司


アレクサンダーテクニーク・ヨガ講座:第47回目「疲れや眠気には浮上系ポーズで瞬間回復」

2019-09-19 16:54:06 | 美容と健康


AlexanderTechniqueヨガ講座:第47回目
「疲れには浮上系ポーズで瞬間回復」9月19日



疲れたときにはゴロゴロ休みがちになりますが、
そちらの方ばっかりに向かってしまうと元気にはなりません。
なぜかというとアドレナリンが出ないからです。

アドレナリンはスリリングな体験をすると出るので、
アクション映画を見れば、確かにそれなりに元気になって、
劇場から威勢よく歩いて出てくる人もいます。

でも本当に体の芯から元気になりたければ、
やっぱり体を直接絞り込む運動が必要になります。

逆立ちももちろん有効ですが、
孔雀ポーズや賢者カウンディンニャは、大腰筋を思いっきり絞り込みます。

すると大腰筋の上部に位置する副腎が圧縮されてアドレナリンが大放出するのです。
アドレナリンはホルモンで、すぐ近くにあるズ太い大静脈に流れこみます。

(イラスト:腎臓の上にある水色の臓器が副腎です)

たとえ一瞬の浮上でも強烈な筋反射が起こるので、
簡単にアドレナリンを出せるんです。

またアドレナリンが出ると自動的に、
やる気成分のドーパミンも脳内から出るので、まさに一石二鳥なのです。

1)いつもの基本姿勢です。指先は前方に向けます。


2)カウンディンニャ:オープンレッグ
左ひざを左肘の上に乗せて、両脚を伸ばしながら、
手でマットを押しつけながら頭を持ち上げます。


3)カウンディンニャ:クロスレッグ
右ひざを左肘に乗せると左右の脚はクロスします。
その状態から頭を持ち上げます。


4)カウンディンニャ:パラレルレッグ
左ひざを右肘に乗せます。そして右脚を左脚に並べて揃えます。
そして両脚を右方向に伸ばしながら頭を持ち上げます。


ポーズ完成するのは、もちろん素晴らしいことですが、
大切なのは自分の限界、壁を超えること。
力をこめて体を浮上させようと頑張ることです。

そのとき大腰筋は収縮して副腎刺激が起こります。
ここで手を抜くとアドレナリンもドーパミンも出ることはありません。
賢者カウンディンニャはあなたの努力と頑張りをちゃんと評価してご褒美をくれるんです。

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司


アレクサンダーテクニーク・ヨガ講座:第46回目「太陽王宮の賢者ヴァシシュタ」

2019-09-18 13:06:58 | 美容と健康


AlexanderTechniqueヨガ講座:第46回目
「太陽王宮の賢者ヴァシシュタ」9月18日



ヴァシシュタはカーストでは、武家のクシャトリヤの身分でしたが、
苦行をしてバラモンに階級アップした努力家の人です。
太陽王宮の司祭をして大きな勢力を持ちました。
一族にはあの賢者カウンディンニャもいます。

ヴァシシュタ・アサナは途中段階までは、初心者でもできるというか、
逆にいうと、これができないとなると体力はかなり低下しているので赤信号点滅です。
なぜかというとこのポーズは高齢者の筋力アップのリハビリにも使われているくらいなのです。

1)左足を壁のコーナーにつけます。右足はどこでもよくて、適当な場所に置いてください。


2)左手で床を押して、胴体を持ち上げて一直線にします。
目線は天井です。ここまでが第1段階で、初心者用です。

これをやるだけでも丹田は強化されます。
一直線に体を保つというのが、同時に体の内部で筋反射も起こります。
最低10秒間は何としてでもできるように頑張ってください。

3)さて、ここからは一気に難易度が上がります。
右手で右足の踵をつかんでください。


4)そして右脚を伸ばして天井に向けてください。
完成ポーズは脚をまっすぐに伸ばしますが、私はできません。今のところこれが限界です。

でもやっぱり3か月前と比べると随分伸びるようになったなあと思います。やっぱり毎日の継続こそがあって初めて効果を出します。1回きりでやるのも別に悪くはありませんが、それでは体も心も生活も変わることはあんまりないです。

ヴァシシュタ・アサナは簡単で効果も高いですが、
これだけを繰り返すのはちょっと退屈ですね。
だからヨガはいろんなポーズの種類があるんです。

毎日好きなのをどれか選んでやっていれば、
回り回ってやがて難しいポーズも楽に気持ちよくできるようになるわけです。
この講座でも毎回違うアサナをやっているのはそうした理由からなんです。

難しいポーズができるということは、
それだけ運動能力も高まって、体のコントロールが養われるので、
結果的にIQもアップします。

IQというのは、
一見すると異なるもの同士のなかに、共通するもの(普遍性)を見出して合成する能力のことです。
そういうのは昔から日本人のお家芸ですよね。
また、知能テストには、その手の問題が多いです。

IQが高まれば、アレキサンダーテクニックとヨガの逆立ちを一緒に扱うことも、
当たり前のように考えることができます。
東大生やオックスフォード、ケンブリッジレベルになると、
そこから更に数式で証明したりもできてしまうようです。
いったいどんな頭の構造しているのでしょう。

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司