「札幌市東消防署」
所在地 東区北24条東17丁目
建築年 昭和47(1972)年
指定等 なし
開館時 一般公開はしていません
札幌市の建物であり、昭和47年の建物なので50年は過ぎたが
特にレトロな外観でもない東消防署を取り上げたのは
設計者が田上義也氏だからだ。
氏の設計一覧を見てみると「1972年 札幌東消防署」とあり
建設年が札幌市のHPと合致するので間違いはないだろう。
ただ建物の性格上、デザイン的にはごく普通になるのだろう
もっとも建築のプロが見ると、「いやいや あそこに個性があるよ」とか
わかるのだろうが。
また内部はおそらく見ることはないのでわからないままになりそうだ。
かなり前の職場の同僚の得意先がここだった
あの頃に田上さんの建物が好きであったら無理を言って一緒に中に入れたろうにな。
札幌市は建物の老朽化により移転新築を決めた 2025年の着工、2026年の完成計画だ。
移転先は東区北33条東18丁目2の1ほかにある約2000m²の民有地で
札幌新道に面している。
旧消防署は市役所内部で活用案を募り、希望がない場合は解体を見込む。
消防署としては手狭であるが別の活用があるかも知れない
老朽化により維持費が結構かかるかもだが。
果たして田上氏設計の建物がまた一つ無くなる可能性が高い。
「福山醸造」 旧福山商店第二工場
所在地 東区苗穂町2丁目
建築年 大正8(1919)年
指定等 北海道遺産
開館時 一般公開はしていません
福山醸造は創業明治24年の札幌を代表する老舗食品会社です
「トモエ」ブランドに代表される商品はすでにお馴染みだ。
本社前には工場が「北海道遺産」に選定された看板が立っていた。
広大な敷地内に本社、工場、倉庫などが点在しており
敷地内は部外者立入禁止だが遠くからもよく見える。
現在、醤油蔵の見学は休止しています。
敷地裏手から見ると醤油蔵はこんな感じ
本社は近代的な建物だが、正面右手には蔵を改造した?
レトロな事務所棟があった。
レンガ造りの正面と
板張りに上げ下げ窓でとてもいいね
こちらも敷地外からズーム撮影だが「トモエ醤油」のホーロー看板がさらに素敵だ
本社には、ネットとここだけしか買えない醤油や味噌の商品販売所があるので興味があれば
ぜひ行って見てください
夏は確か「しょうゆソフト」って販売していたような。
2020年9月、21年2月撮影
「陸上自衛隊北部方面隊北海道地区補給処苗穂支処倉庫」 旧陸軍糧抹廠札幌派出所倉庫
所在地 東区苗穂町7丁目
建築年 明治42(1909)年
開館時 一般公開はしていません
「札幌の建築探訪」85番は自衛隊苗穂分屯地の敷地内にある隊の施設。
なので一般公開は特別なことが無い限りムリであろう。
真駒内駐屯地は事前申請で資料館の見学は出来たが
過去の情報を見てみると設立記念イベントで一般に中を公開したことがあるようだ
しかし、このコロナ過では公開は無理だと思う。
こちらの倉庫は石造りと木造板張り
金網越しの撮影は限度がある
それに自衛隊の施設を撮影しているのも注意されないかと気にかかる…
とにかく横に長い倉庫で中に何が入っているのだろうか?
苗穂分屯地自体が補給処の位置づけなので燃料や食料とかだろうか
さすがに火薬類は強固な倉庫にするだろうね。
「同売店」 旧陸軍糧抹廠札幌派出所庁舎
所在地 東区苗穂町7丁目
建築年 明治42(1909)年
開館時 一般公開はしていません
ちょっと車を停めさせていただいて
そっと撮影
そっとズーム
何か説明看板があるようなので、ここだけ見学したい
とてもイイ感じの建物じゃあないか
敷地外でも入場ゲート外からよく見えるね
2020年9月撮影
「水島家所有倉庫」 旧水島家牛舎
所在地 東区伏古9条3丁目
建築年 昭和25(1950)年
開館時 テナントによる
休館日 テナントによる
入館料 テナントによる
*現倉庫天国
元々は水島家の牛舎だったのでこの辺一帯は水島さんの酪農地だったのだろう
以前は他に倉庫がここにあったようだが
ここだけ生き残りのようですね
「水」が所有者を物語る
個性があって魅力的な倉庫だと思う
残して飲食店やアンティークショップに転用するのもわかるね。
現在は古着、雑貨のお店が入っているようだ
東区はイメージ的に玉ねぎ用の倉庫が多いと思ったけど牛舎とは想定外だった
綺麗に使っているようでいいことだね
東区は以上。
2020年9月撮影
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