札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・廃校 長万部町の閉校 ※2校を追加しました

2024-10-25 22:54:35 | 木造校舎・廃校

小学校 赤字は今回訪問 青字は訪問済み

 

wikipediaより

  • 長万部町立上の沢小学校(年代不明)
  • 長万部町立豊津小学校(1971年国縫小へ統合)
  • 長万部町立茶屋川小学校(1985年国縫小へ統合)
  • 長万部町立蕨岱小学校(2001年
  • 長万部町立双葉小学校(2005年、跡地は地元の企業の事務所に転用)
  • 長万部町立共立小学校(2009年、跡地は地元水産会社の工場に転用)
  • 長万部町立中の沢小学校(2010年、跡地は地元の製菓会社の工場兼直売所に転用)
  • 長万部町立国縫小学校(2014年
  • 長万部町立静狩小学校(2022年

 

 

「旧長万部町立国縫小中学校」

 

開校:()年
閉校:平成26(2014)年
校舎:昭和50(1975)年 改築

長万部町国縫171-59

ナビ「国縫振興会館」

 

国縫小学校の閉校は平成26年で比較的最近の部類に入るほうだろう
だからなのか校舎ほかほとんどが閉校時のままに見える。

ナビはお隣の会館で、駐車をさせていただくと目の前が校舎である

 

 

一度道路に出て校門から入りなおす

 

両方にプレートがあったが片方は「長万部町立」だけで何か違和感がある

すぐ右手に石碑あり(後ろが会館)

これは百周年の石碑であった

 

改めて校舎を見る

 

 

グラウンド、バックネットのそばに石碑があるので行って見た

「シャクシャイン古戦場跡」の碑だった

 

校舎のほうに戻るとさらにプールのような施設と
その前にも石碑

これは「国縫中学校」の閉校記念碑だった
とするとここは小中の併置校になる

おそらく石碑の裏面にも記録がありそうだが、雑草が多く旅行中でもあり止めた。

 

古戦場のも含めて記念碑が多く、校舎その他が現存しているので
満足度の高い閉校巡りでした。

2024年10月17日撮影


 

 

「旧長万部町立豊津小学校」

 

開校:昭和27(1952)年
閉校:昭和46(1971)年
校舎:昭和27(1952)年

長万部町豊津260-14

ナビ「豊津開拓会館」


実際にはナビの豊津開拓会館のすぐ手前にある、ぽっかりした空地が
かつての学校敷地であり校庭と思われる

上記の国縫小学校と逆でこちらの閉校年は昭和46年とかなり年数が経っている
また国道から少し山側に入っただけの場所にあるのは共通している。

 

古い航空写真には校庭と一直線の校舎が写っており
現在の写真に切り替えると草木の中に建物の屋根が見える

現役当時ほどの大きさは無いが場所は同じだなので校舎の一部と推察。

 

停車場所から「開拓会館」がチラ見

 

校舎の一部でも見たいと勇んで行って見たが、あまりの雑草に屋根部分しか見えない
その屋根はブルーシートで覆われていた。

 

廃校を目指してそれなりの準備をしていけば、なんてことはないかも知れないが
旅行中の行きの途中である

無理をせず遠方からの撮影に留めた

 

いずれにしろ閉校から50年以上経った木造校舎だ
「廃墟」扱いはまぬがれないであろう

2024年10月17日撮影

 

 

 

ここから過去記録

 

「旧長万部町立蕨岱小学校」

 

開校:明治37(1904)年
閉校:平成13(2001)年
校舎:()年

長万部町蕨岱139

ナビ「長万部町蕨岱139」

 

蕨岱小学校は木造校舎が現存しており今回の閉校巡りのメインである

同じ木造でもモルタルより板張りの方が断然素敵だ。


黒松内町から国道5号線を南下し長万部町に入る
少し進むと左側に学校への案内標識があるので左折する
後は真っすぐ行くと左側にぽっかりと木造校舎が見えた。

 

道路の反対側はトウモロコシ畑
他に建物は教員住宅?の建物が学校の隣にあり、住民がいるようだ。

 

邪魔にならないように撮影をする
横に一直線の校舎は向かって右端に体育館があり終わっていた

閉校年は平成13年で特別古くは無い
竣工年が確認中だが、まずまずの状態で現存しているのが嬉しい

 

 

前庭は雑草が伸び放題で踏み入るのも躊躇する
見える位置からのズームで充分だ。


さらに先に進んでも農地と原野で行き止まりだ
Uターンして戻るには後ろ髪を引かれる思いである

それだけ貴重な校舎であった。

2024年7月26日撮影

 

 

 

「旧長万部町立双葉小学校」

 

開校:明治33(1900)年
閉校:平成17(2005)年
校舎:()年

長万部町双葉86

ナビは「JR二股駅」

 

JR北海道 函館本線の「二股駅」はコンテナで出来ており
面白い駅舎だった
鉄道マニアならずとも駅舎に興味が惹かれる

 

さて旧双葉小学校は国道5号線を挟んで「二股駅」の対面にある
付近には他に大きな建物は見られなかったのですぐにそれとわかる
車は駅舎前に停車し徒歩で国道5号線を渡る。

 

 

双葉小学校の現在は民間企業が使用していると思った

ただ現地に着いてみると平日だが人影も車もなく
自由に入れそうだったので校門から玄関前まで行ってみた

 

また左手に記念碑もあったので撮影をし
校舎の横に舗装道路があるので行ってみると校舎の裏側が見れた

奥に草ぼうぼうのグラウンドなどがあり、バックネットや鉄棒、水飲み場、
遠めだが温室?が見て取れた。

 

まだ使用できる鉄筋コンクリート造りの校舎なので
校門に付いていたプレートの会社が再活用していればいいが……

 

2024年7月26日撮影

 

 

 

「旧長万部町立共立小学校」

 

開校:大正3(1914)年
閉校:平成21(2009)年
校舎:()年

長万部町共立471-1

ナビは「共立熊野神社」

 

旧双葉小学校が今回の折り返し地点で、この後は東進して豊浦町方面に向かう
その途中に共立小学校がある

共立熊野神社と道路を挟んで旧共立小学校がある
すぐ近くに高速道路の「静狩PA」がある

 

校舎は双葉小学校と同じく民間企業が活用しており
以前は校門らしき標識に社名がある
リスが可愛い

 

ここは内部に入らないと校舎はほとんど見えないので
カメラ片手に訪ねてみた

が、ここも人はおろか車もない
あるのは鉄筋コンクリートの校舎と整備された敷地だった

誰かが来たら説明しようと思い撮影だけした
体育館が見当たらなかったのは解体されたからだろう
校庭と思われる場所は整地されさらに立入禁止だった。

 

 

ここも結局企業として活用はしているようだが、常に使用しない
倉庫のような用途なのだろうか

2024年7月26日撮影

 

 

 

「旧長万部町立静狩小学校」

 

開校:明治35(1902)年
閉校:令和4(2022)年
校舎:()年

長万部町静狩166

ナビは「長万部町立静狩小学校」

 

長万部町で太平洋を見ながら走る国道37号線は、やがて静狩の町で海沿いを終わり、
山を越える静狩峠を経て豊浦町に入る

どんづまりのような静狩の集落はこれまでの町より住宅などが多い

山側がぽっかりと開けた場所に「JR北海道函館本線 静狩駅」がある
木造板張りの素敵な駅舎だ
中も趣があってよい ホームに出たらまさに特急電車が通過する間際だった
あわてて撮影をしてみた 鉄道マニアの気持ちが少しわかったかも

隣の駅は有名な小幌駅だ


駅舎を離れて先へ進む

町の貫く通りの山側に左折すると静狩小学校があった。

 

 

しかし現在は工事現場の事務所や詰め所になっており
人の出入りも多い
外にある校門の撮影しながらギリギリの角度で校舎を撮ってみる

ズームで見ると正面玄関と思われる上部に校名と、「令和4年3月閉校」とあった


どうやら平屋のようで、奥行きのある学校だ

体育館も遊具も残っており、そこはわずか2年前の閉校だからだろう。



ここは敷地内奥に入らず、これで終了し
いつか機会があればまた寄ってみよう。

 

2024年7月26日撮影

 

 

 

ここから過去記録

 

「旧長万部町立中の沢小学校」

 

開校:昭和23(1948)年
閉校:平成22(2010)年
校舎:調査中()年

長万部町中の沢13-2

 

中の沢小学校は国道5号線沿いにあり、交通量が多い場所にあった。

昭和23年の開校で比較的新しい方になるだろう
校舎も当時のものかと思ったら、店舗として再活用されている内部に
改築完成イメージのイラストがあったので後年に治したようだ。

基本的には旧校舎、旧体育館、旧校庭(バックネットあり)が現存しており
校名のプレートだけは無い。

現在は、お菓子屋さんなのだろうが店内はモノであふれ
ドン・キホーテのミニチュア版を見るようですごく楽しい。

以前に通った時は一体何屋さんなんだろうと思っていたら
まさか閉校の再利用とは思わなかった。

現地製造のお菓子も販売しているのでぜひ立ち寄っていただきたい施設だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年6月撮影

 

 



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