札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・廃校 増毛町の閉校 ※旧北海道増毛高等学校を追加しました

2023-07-06 21:50:59 | 木造校舎・廃校

赤字はレポート済

今秋に増毛町へ行ったので廃校のいくつかを見てきました。

留萌支庁でも増毛は最南端なので札幌からでも日帰りは容易だったが
さらに北上するとなると余裕がなくなり事故の元だ。

小学校の閉校

  • 増毛町立歩古丹小学校(1971年)
  • 増毛町立新信砂小学校(1974年信砂小新信砂分校となり、1976年廃校)
  • 増毛町立信砂御料小学校(1977年信砂小へ統合)
  • 増毛町立岩老小学校(1987年雄冬小へ統合)
  • 増毛町立雄冬小学校(2002年増毛町立増毛小学校へ統合)
  • 増毛町立信砂小学校(2006年舎熊小へ統合)
  • 増毛町立別苅小学校(2015年
  • 増毛町立阿分小学校(2015年
  • 増毛町立舎熊小学校(2016年増毛小へ統合)

中学校の閉校

  • 増毛町立増毛第一中学校(1958年別苅中と統合し増毛町立増毛中学校へ)
  • 増毛町立別苅中学校(1958年増毛第一中と統合し増毛中へ)
  • 増毛町立信砂御料中学校(1977年
  • 増毛町立岩老中学校(1987年雄冬中へ統合)
  • 増毛町立雄冬中学校(2002年増毛中へ統合)
  • 増毛町立増毛第二中学校(2008年増毛中へ統合)

高校の閉校

※wikipediaより

 

「旧北海道増毛高等学校」

開校:1940(昭和15)年
閉校:2011(平成23)
校舎:調査中

増毛町南暑寒町1丁目


現在、増毛町で唯一の小学校「増毛小学校」は旧増毛高校の校舎を活用している。

どおりで小学校にしてはあまりないデザインだなと思った。

増毛高校であった証は、閉校記念碑が敷地内すぐにあった
以前に増毛に来たときは冬囲いをされていて望むことが出来なかった碑である。

 

 

 

 

 

 

 


2023年6月撮影

 

 

 

「増毛町立増毛小学校旧校舎」

 

開校:1878(明治11)年
閉校:2012(平成24)年に新校舎へ移転
校舎:1936(昭和11)年竣工

増毛町見晴町


増毛小学校旧校舎は市街地を見下ろす高台に位置し
現存する木造学校で道内最大を誇る。

コの字の教室棟に体育館が繋がり全校舎内を一周できるようだ
当然中庭もあると思うが内部には入れないので様子はわからない

正門は道路から石段を上がったところに校門があり校名のプレートが付いていた
正面玄関に前にシンボルツリーがある
前庭は広く現在は雑草が生い茂る状態だ。

体育館は大きくて、木造の良さが出ており美しいと思った。
裏手のグラウンドは整備されているので現役で使われているのだろう

増毛町を代表する歴史的建造物だけに
イベントの際に見学出来るチャンスがあるそうだ
タイミングが合えばだが、ぜひとも拝見したいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

 

「旧増毛町立別苅小学校」

 

開校:1882(明治15)年
閉校:2015(平成27)年
校舎:()年竣工

増毛町別刈


校舎は2014年のストリートビューで姿を見ることが出来る
コンクリート製のようだが連絡通路で繋がる体育館は木造のままであり
貴重であった。

残念ながらその後に校舎も体育館も解体されて
100周年の碑だけが残された
校門も残っており校名のプレートだけが新しさを感じる

奥にある住宅は教員住宅だったのかも知れない
現在は一般の方が住まわれているようだ。

別苅の街を見下ろす高台にあったが現在は資材置き場に使われているように見えた。

 

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

*増毛町史より

 

 

 

 

「旧増毛町立歩古丹小学校」

 

開校:1892(明治25)年
閉校:1971(昭和46)年
校舎:()年竣工

増毛町岩尾


歩古丹小学校校舎が、もし現存していれば道内随一の秘境木造校舎になりえただろう。

橋の上から断崖の下を見下ろすと屋根が崩れた廃墟の木造建物が見える
それが現在の歩古丹小学校である。

まだ屋根が健在だったころは駐車スペースから崖を下り
海岸沿いに見に行ったレポートがいくつかあるが
日本海側といえばマムシもいるし、何しろ廃墟化した建物を見に行くのは
廃墟マニアだけだろう。

そのレポートも内部はすでに廃墟化していたのでね
もし見に行くのであればロープまでは?だがある程度の体力と登山経験があれば行けるかも。

いずれにしても生徒は船で通ったのだろうか
この時期で海は荒れに荒れていた。


ここの駐車スペースに停めて札幌方面に向かって歩くと次の橋の眼下に見える

 

 

左に船着き場らしきコンクリートが

 

 

2021年11月撮影

 

*増毛町史より

 



 

「旧増毛町立岩老小中学校」

 

開校:1897(明治30)年
閉校:1987(昭和62)年
校舎:()年竣工

増毛町岩老362-2


岩老の集落には現在、「岩尾温泉あったま~る」があり
いい目印になる。
ここの駐車場からも校舎は見えるがやはり行って見ないと。

狭い集落地ではあるが、温泉の駐車場以外にも駐車スペースはある
ポストのある民家の狭い石段を上がっていく
突き当りは神社だ

その手前の右手に木造校舎があった
校門とかすかに校名が見える
ここは小中学校が一緒で玄関は別である

校舎の手前のスペースが前庭で奥に小さな体育館もあったが現在は無い

少し前までは企業が使用していたようだが現在は廃墟化しており
横の入口戸は外れている
この様子では維持するのは厳しいと感じた。

しかしここに残っている木造校舎は得難い貴重さがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あったま~る」の駐車場から見上げると木々越しに見える

2021年11月撮影

 



 

「旧増毛町立雄冬小中学校」

 

開校:2002(明治25)年
閉校:2020(令和2)年
校舎:()年竣工

増毛町雄冬218-3


増毛町への訪問がほとんど無い私でも陸の孤島と言われた雄冬のことは知っている。

確かに雄冬の街へ入る海岸線の道路建設はかなりの大変さが伺えるし
定期的に補修をしなければならないようだ。

校舎へは本来は雄冬の展望台へ通じる道路を行けば簡単に着くと思うが11月はすでに閉鎖中だった。

とりあえず山側に入ると郵便局があった
その手前左に「雄冬岬岩石公園」がある
まぁ大きな石と樹木で大きな庭園のような公園だが
山に続いているので上がっていくと雄冬小中学校の裏手に出た。

体育館を撮影し右手から正面に周って見て校門がグラウンド向こうにあるのがわかった。
本来はそっちから入るのだろう

グラウンドは鹿をはじめ野生動物の楽園となっているらしく
そこかしこに糞が落ちている(熊サイズは見なかったが…)

玄関を覗くとトロフィーの数々が飾ってあり
ある程度、閉校前のままになっているようだ。

立派な校舎はもったいなく階段室?の塔部分が洒落ている
うーん 使い道はないものか。


町の郵便局は山側にあり


雄冬岬岩石公園


学校の裏手に出る

 

 


表側に廻ると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 



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